平成24年7月29日(日)
富士市の中心部から少し東側、湧水が豊富な今泉地区にある田宿川で、恒例になった「わき水田宿川委員会主催 たらい流し川祭り」が開催され、多くの市民が参加しました。
田宿川との関わりは平成7年頃から。当時、現在のNPO法人ふじ環境倶楽部の一員として、田宿川の清掃活動を実施している地元市民団帯と交流を始めたことがきっかけでした。
当時、市民団体はさらに遡ること15年以上前から、近隣にある製紙会社から排出される汚水や汚泥で汚れた川が、大雨のたびに氾濫することを防止するための清掃活動を進めていました。その甲斐あって、かつてのようなきれいな川に戻りました。その後の川の保全や、親水活動に一緒に参加させていただきました。
川がきれいになってからの関わりなので、「いいとこ取り」なのですが、昔の苦労話をよく聞かせていただいたので、田宿川を眺める度に、その苦労話を想い出します。現在は、地域の小中学生が河川愛護活動に参加していますので、その苦労話はおそらく引き継がれていくことでしょう。
開会式では、今泉小学校の生徒が応募したポスターの表彰式から。4名の優秀作品が表彰されました。続いて市長のあいさつ、競技上の注意事項が説明され、いよいよ「たらい流し」がスタート。
(お祭りの主役は子どもたち)
(ポスター表彰式の様子)
(市長のあいさつ)
特別ゲストとして、来富中のベトナムからの短期留学生2名も参加しました。後で感想を聞いてみると、初めての体験で大変喜んでいました。住まいがハノイ市内であることから、「澄んだ水」と「15度の水温」がとても印象的だったとか。いい想い出になったことでしょう。
(ベトナムからの留学生を囲んで招へい者のライオンズクラブの皆さんと)
また、会場では、山梨大学の先生と学生達が、湧水や河川などを活用した観光産業などについての調査に訪れていました。ここの河川愛護活動は、各方面から評価され、最近も国からの表彰を受けています。
(河川愛護は地域のいろいろな人たちによって支えられている)
私も恒例となったこのたらい流し、「濡れることを前提で準備した服装」で、たらい船に乗船。約800mのコースをゆっくりと下りました。本当は、「競争」なのでスピードを争うのですが、今日はカメラを持ち込み、水面からまわりの様子を写しながら楽しませていただきました。
(いよいよ「たらい流し」スタート)
(小さな子どもたちはボートで川下り)
(お世話になっている小池富士市議。田宿川は彼の地元でもある)
ゴールに近づくと、いつもお世話になっている市議がこのままゴールには着かせないということで、カメラを取り上げられ、たらい船はひっくり返され水中へ。とても冷たい水を全身で感じました。
(水の中は冷たいけれど、子供の時代に戻れた一瞬でした)
1年に一度だけ許された田宿川の水遊び。ずぶぬれ姿を見ていただき、久しぶりに周囲の皆様に喜んでいただきました。