令和7年4月27日(日)
先頃、静岡市内で開催された「静岡県市長・町長合同連絡会議」に初めて出席させていただき、現在、県議会が議員提案で策定中の条例改正案について、担当する委員会委員長の立場で説明をさせていただきました。

この会議は、その名の通り、県内全市町の首長が集まり、県との情報交換を行う場のようですが、県議会議員が出席して説明する機会はほとんどないようで、貴重な機会をいただいたことからその感想を交えてお伝えしたいと思います。
私が参加した趣旨は先ほど触れましたが、少し詳しく説明すると、昨年12月から県議会として取り組んでいる、「静岡県民の歯や口の健康づくり条例改正(案)」について、平成21年に本条例が議員提案により制定され、県民の歯や口の健康づくりに取り組んでいる。しかし、制定から15年を経過し、その間に、歯科口腔保健の推進に関する法律が制定されるとともに、オーラルフレイル等の新しい概念が導入されるなど、歯科口腔保健を取り巻く状況が大きく変化した。
そのため、このような変化に着実に対応し、歯科口腔保健が一層推進されるよう、条例の改正が必要と考え、改正案を取りまとめたと説明させていただきました。
配布した条例案に基づき、改正案のポイントに触れ、それが関連する具体的な条文等について説明させていただきました。さらに、この条例案は、予め各市町の担当課宛に送付させていただき、その内容についてご意見等を伺っている最中で、間もなくその締め切り期限が迫っていることから、その回答についてお願いしました。
限られた時間であったため、首長との質疑応答までは至りませんでしたが、既に2/3の市・町からの回答が届いており、様々な意見やご要望も付記されています。
年度替わりということもあり、会議の冒頭では県内市町の窓口となる県庁担当部署の幹部職員の紹介があり、続いて今年度県政の組織改編や主な施策等について報告がありました。説明の内容は、県議会2月定例会で議決した内容が主なもので、県と市町の情報共有の場の一端を目の当たりにしました。
確かに、県議会議員がこの場に立つことはあまりないことですが、議員提案条例案であることから、このような機会が設定されたことが理解できます。県議会としての政策提言が全県下自治体に及ぶことを改めて認識し、さらに議会としての権能を高めていきたいと感じました。
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