goo blog サービス終了のお知らせ 

鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

コロナ禍でも束の間の夏気分体験

2021年07月31日 | 議会活動
令和3年7月31日(土)

 今日で7月も終わり。夏休みを迎えた子ども達の声はあまり聞くことができず、どのような日々を過ごしているのでしょうか。例年ですと、自宅裏の小川には子ども達が集まり川遊びをしている姿と歓声が私の部屋にも聞こえてきますが、それも感じられません。唯一聞こえてくるのは、やはり隣接する小学校のグランドで練習する少年野球の子ども達の掛け声くらいでしょか。やはり、いつも聞こえる子どもの声が聞こえないのは寂しいですね。

 これからしばらくの間、地域の夏祭りシーズンを迎えます。このところ市内の感染状況は大変厳しい状況になっており、その影響は至るところに出始めています。
 今朝の朝刊広告には、旧富士地区の夏祭りが昨年に続き感染症の影響により中止するという案内が掲示されていました。私も時々お邪魔しているお祭りで、まちづくりに一生懸命取り組んでいる役員さん達の落胆した顔が容易に想像つきます。

 さて、現在の感染状況を見ると、今後も夏祭り等の中止の知らせが続くことは想像できます。夏以降の秋祭りを中止する案内も届きはじめ、二年連続の中止に関係者だけでなくお祭りを楽しみにしている地域の人たちも残念に感じているに違いありません。

 そのような状況ではありますが、少しでも夏の雰囲気を味わって欲しいと、規模を縮小して、ささやかな打ち上げ花火で夏を演出するという行事を企画した地域から声がけをいただき、先ほどお邪魔してきました。
 案内文には、「当会ではコロナ禍でもできることを模索してきました。従来どおりの夏祭りを開催することは困難ですが、少しでも夏の気分を味わっていただきたく、小さな花火大会を開催することになりました。」と記述されていました。
 そして最後には、「平穏なかつての日常が一日も早く戻ってきますことを心から願っています。」と結んでいます。

 花火大会は特別なセレモニーもなく、案内文にあったようなまちづくり団体役員の思いを皆さんに伝えて始まり、約30分の夏気分を満喫しました。
 受付では来場者に感染対策を徹底していただくお願いをし、会場となった小学校のグラウンドには2メートル幅の枡席を用意し、隣とは1枡空けてグループごとに観覧席を設けました。子どもや若い女性は浴衣姿で来場した人もいました。

(受付では徹底した感染対策協力を来場者に伝える)


(小学校のグラウンドが観覧席)









 束の間でしたが、皆さん、花火を見上げながら夏気分を満喫していたようです。来年こそは、いつもの夏祭りが開催されますように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県の感染症警戒レベル「特別警戒」へ

2021年07月30日 | 議会活動
令和3年7月30日(金)

 新型コロナウイルス感染症は、本県は国の警戒区分の「ステージⅢ」で、県独自の警戒レベルは「特別警戒 5」(感染まんえん期・中期)となりました。「6段階警戒レベルとレベル毎の行動制限を決定・公表するシステム」(ふじのくにシステム)に基づくもので、県内外の感染状況や 感染症対策専門家会議の意見等を踏まえて決定し、更新しています。

 昨日届いた県感染症対策本部の報告では、本県の感染状況は、1週間の新規感染者数が人口10 万人当たり14.8人(1週間で2倍に)、病床占有率が県全体で20%を超えるなど、医療の逼迫度合いが非常に高まっています。そのため、県の感染流行期を「感染まん延期・中期」に、県警戒レベルを「5(特別警戒)」に引き上げました。
 緊急事態宣言発令中の東京都をはじめとする首都圏を中心に、全国で感染力が極めて強いデルタ株の感染拡大が一気に広がりを見せており、感染拡大地域と隣接する本県では、これから夏休みや帰省、イベント等による更なる人流の拡大が見込まれ、最大限の注意が必要です。

 県内でも東部地域や若年層での感染が拡大しており、一部の地域に留まらない状況を危惧しています。国が示すステージには8つの指標があり、そのうち病床占有率(45%)や入院率など4つが基準を超えています。

 ワクチン接種との関係も明らかになりつつあり、既に接種済みがほとんどを占める65歳以上ではかなり減少しているといいます。これに対して接種が済んでいない世代では感染が増加傾向で、28日までの1週間で30歳代以下が全体の半数を占めるようになりました。さらに50歳代以下では8割を占めるといい、今後のワクチン接種効果が期待されるとともに、接種が済んだ人も今までどおり感染防止のための行動をとることが重要ということでした。やはり、この難局を乗り切るためには、一人ひとりの行動にかかっていることを自覚すべきです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雨被害と感染症対策に対する6月補正予算

2021年07月29日 | 議会活動
令和3年7月29日(木)

 県議会6月補正予算の内容が明らかになりました。内容は、7月1日からの大雨による被害への対応に要する経費や、新型コロナウイルス感染症対策に要する経費などで補正総額は111億1,200万円です。今日から再開された6月定例会の中で審議されることになります。

 内訳は、大雨等被害への対応は9億2,700万円で、避難所ホテル・民間賃貸住宅の借り上げ等、公営住宅避難者への住宅用品の提供、住宅被害を受けた世帯への生活再建支援金の支給、災害救護資金の貸付、遺族への災害弔慰金の支給、被災者のこころのケアを行う専門相談員の配置、伊豆山地区小中学校のスクールカウンセラー増員などです。

 新型コロナウイルス感染症対策は88億8,700万円で、感染者数が増加している沼津市と下田市における飲食店への営業時間短縮要請に伴う協力金。軽症者宿泊療養施設の借り上げ。ワクチン個別接種促進のための医療機関への加算金や障害者施設等の巡回接種を行う医療機関への支援、中小企業、大学等が行う職域接種への助成。観光分野では宿泊施設が行う新たな需要に対応する取組の支援などがあります。

 その他では、参議院議員補欠選挙の実施と富士川流域における山梨県と連携した水質調査に14億4,800万円が上程されました。

 この中で気になるのは、熱海市伊豆山地区で発生した土石流被害からの復旧・復興についてで、国の支援も関わることから9月定例会以降に明らかになるという説明でした。
 原因究明や再発防止に向けた議論は、現在開催中の6月定例会の中で、特に常任委員会での論戦が深まると思われます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五輪全てのアスリートにドラマあり

2021年07月28日 | 議会活動
令和3年7月28日(水)

 昨日行われた柔道男子81キロ級で2016年リオ五輪の同種目銅メダリストの永瀬貴規選手が金メダルを獲得しました。これで、柔道男子は全階級で金メダルを獲得し、東京大会だからこそ、その成果に大きな感動があります。それぞれの優勝インタビューを通じて、選手達がこの大会に向けてどのように取り組んできたか、多くのドラマを感じました。

 その中で永瀬選手については、今大会はノーシードで臨み、金メダル獲得まで上り詰めました。このノーシードという言葉は他のスポーツ競技でもよく聞きますが、改めてどのような立場であるのかを調べてみました。

 ニコニコ大百科というネット上の情報を引用すると、ノーシードとは、次のように説明しています。
 大会において、有力者に序盤の試合を免除し、上位の試合から参加する権利が与えられることがある。
 序盤の試合で有力候補者と新人が当たらないようにするため、有力候補者同士が序盤でつぶし合うことを防ぐためなどの目的があるが、強者に対する一種の特権となっている。
 試合免除ではなく、組み合わせを変えて有力者同士当たらないようにする場合もある。
 勝ち抜き形式の試合で行われることが多いが、総当たりやスイスドロー方式でもシード権や不戦勝が与えられることがある。

 この説明の中で、「強者に対する一種の特権」という部分に注目しました。特権がないノーシードで参加した選手が優勝したとなれば、予選の段階から厳しい環境にさらされて戦ってきたことで、体力的にも精神的にも大きな負荷を乗り越えてきたことを考えると、特別な尊敬の念を抱かざるを得ません。その様子は、予選からずっと観戦してきたなかで感じられたことでもあります。

 やはり、五輪は特別な大会であり、彼らが長い時間をかけて準備をしてきた成果をこの中で全て発揮しなければならず、これまでの準備にかけた経過とその結果を併せて考えると、全ての競技者に多くのドラマがあると感じました。私たちにとっても、それをうかがい知る良い機会でもあり、改めて五輪大会が開催されたことをうれしく思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感染症増加傾向抑制への対策

2021年07月27日 | 議会活動
令和3年7月27日(火)

 昨日、東京2020五輪の卓球混合ダブルスで、本県磐田市出身の水谷・伊藤ペアが見事に金メダルを獲得しました。私はテレビ観戦での応援でしたが、家族も一球一球に力が入り、金メダルが決まった瞬間は大きな拍手で、現地に行けなくても興奮のるつぼと化しました。また、会派のグループLINEでは、磐田市出身の県議が2人いることから、お祝いのメッセージが飛び交いました。
 一方で、感染症対策のために無観客試合でしたが、この会場の様子も少しずつ慣れてきたようにも思えます。紆余曲折がありながら五輪が開催され、選手達の活躍の場が提供できたことについて、彼らのインタービューから本音を聞くことができます。なんとか感染症の影響をできるだけ少なくして、この状況で閉会日を迎えることができるよう願うばかりです。

 さて、感染関連ですが、私も昨日、2回目のワクチン接種を終えました。副作用も特別なさそうでホッとしています。しかし、ワクチン接種が終わったからといって感染症対策を緩めるわけにはいきません。今後もしばらく、感染防止策に努めていきます。

 県内の感染状況は東部地域での感染状況が悪化しています。これを受けて、県の感染症対策本部では新たな感染防止策を決めたようです。
 昨日開催された会議では、(1)新型コロナウイルス感染症者発生・入院等の状況に鑑み、第5波に備えた医療提供体制について。(2)東部地域における感染拡大を踏まえた対応について。(3)沼津市・下田市における飲食店に対する営業時間の短縮要請。(4)「バイ・シズオカ~今こそ!しずおか!!元気旅!!!~」について。(5)Go To Eatキャンペーン食事券への対応についてなどが議論されました。

 県東部地域では、接待を伴う飲食店や事業所、学校等において複数のクラスターが発生している等、感染力の強い変異株の影響を受けていると見られます。具体的には、感染拡大を防止するため、複数の飲食関連のクラスターが発生した沼津市及び下田市において、営業時間の短縮要請を行うこととしました。県民に対しては、変異株の感染力の強さを踏まえ、不要不急の県境を跨ぐ移動の自粛、屋外の飲食の場を含めたマスクの着用の徹底など、一層の感染防止行動の徹底を呼びかけていくとしています。

 県民を対象とした観光振興策である「バイ・シズオカ~今こそ!しずおか!!元気旅!!!~」(令和3年7月12にから8月31日まで)は、現時点で、事業停止の判断基準であるステージⅢ相当に至っていませんが、沼津市など一部地域での急激な拡大等、新規感染者数の増加傾向や医療体制の確保状況を踏まえ、感染拡大防止の観点から7月30日以降の予約について新規予約の割引を停止することになりました。

 機動的な対策を速やかに講じて、感染拡大を防止することは、今後も続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする