鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

9月も終わり 明日から衣替え

2015年09月30日 | 議会活動

平成27年9月30日

 今日で9月は終わり。午前11時頃静岡市役所の前にある温度計は25度を指していました。道行く人もまだまだ半袖の方も多く見かけました。明日から10月衣替えで街の雰囲気も変わるかもしれません。

 県議会9月定例会は、一般質問が本格的に始まりました。質問の正味持ち時間は25分間。答弁と合わせると約50分間となります。それぞれの議員が出身地、政党、性別、生い立ち、得意の分野、年齢などの違いにより、県政に関わる課題を県当局にぶつける、個性の出る機会となります。

 議員の質問と当局のやりとりは、私たち議員にとっても大変参考になります。例えば、出身地の違いでは、伊豆や、遠州地方の課題を聞くと私の地元では聞けない話題を聞くことができます。一人一人の県議会議員が県政全体を見ることは当然といっても、全県下に出かけていくことは不可能です。これらの質疑応答を通じて他地域を知ることができます。

 さて、明日はいよいよ私の一般質問の出番で大きく6項目を質問します。その質問項目は、

1 セルロースナノファイバー(CNF)に取り組む中小企業の支援策

2 木材の市場拡大に向けた国際的な森林認証の取得について

3 水質保全と上乗せ排水基準に係る規制緩和の取り組みについて

4 工業用水道事業利用者負担の軽減に向けた企業局の取り組みについて

5 若年性認知症の理解促進と支援策について

6 岳南地域の基幹産業を支える田子の浦港の機能保全について                     

です。結果はまたブログや県政報告会などで皆様にお伝えしていきます。

 これから、最後の確認作業に入りますので今夜はこの辺で。

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富士市健康まつりと県議会一般質問への準備

2015年09月29日 | 議会活動

平成27年9月29日

 県議会9月定例会は、昨日に引き続き代表質問と一般質問が行われました。午前中は、議員の健康診断があり本会議は午後1時からの開始でした。代表質問が1名、一般質問が2名で、会議を閉じたのは午後4時半頃でした。

 代表質問は公明党議員団で、知事の政治姿勢から地方創生、地震防災対策、オリンピックに関する質問が、また、エネルギーの地産地消、治水対策、自転車の交通安全対策、観光地の地震防災対策として宿泊施設の耐震化、児童虐待防止、移住定住の住まい支援、産業の活性化、18歳選挙権についての主権教育などです。

 一般質問では、太陽光発電設備の安全対策や子どもへの放射線教育、商業高校の高度化、浜岡原発再稼働における県民投票、総合的な診療能力を有する医師の養成などについて論戦が交わされました。

 さて、10月1日には私が一般質問を予定しています。6項目の質問を用意していますが、その中には「若年性認知症の理解促進と支援策について」という質問をします。その下支えとなるヒントを富士市健康まつりからいただきました。

 9月27日(日)には、富士市の健康まつりがフィランセで開催されました。このイベントは毎年開催されていて、医師会、歯科医師会、薬剤師会のほか介護や保健、育児などに関連する行政や市民団体が参加して行われるものです。

 医師会を中心とする三師会は、健康診断や相談など、育児では赤ちゃん競争、健康推進員や体育指導員などが健康講座や健康体操など、消費者団体や環境団体が健康に関連するパネル表示やクイズなどで、来場者を楽しませていました。

(食品の安全性などをパネルで紹介する、消費連の女性)


(赤ちゃん競争はこの会場の一番人気かも)


 私が、健康まつりを訪問したのは先に触れた県議会の一般質問のうち、若年性認知症に関する情報を収集するためでもありました。会場には、認知症への理解と関係者を支援するNPOなどがブースを構えていて、そこを訪問し関係者から様々な意見をいただくことでした。

 認知症といえば高齢者が一般的ですが、若年性認知症もにわかにクローズアップされ、相談を受けることも多くなったといいます。今後の課題や行政の取り組みへの期待などをお聞きし、県議会での一般質問で当局の考えや支援策を引き出したいと思います。

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静岡県議会9月定例会代表・一般質問始まる

2015年09月28日 | 議会活動

平成27年9月28日

 県議会9月定例会が再開し、代表質問と一般質問が始まりました。代表質問は三会派(自民改革会議・ふじのくに県議団・公明党県議団)が各会派から選ばれた代表者各一名が90分の論戦に挑みます。

(静岡県庁全景)


(県議会がある本館)


(本会議開催を知らせる、本館入り口にある告知板)

 

 今日は、自民改革会議とふじのくに県議団が、明日は公明党県議団と続き、その後は一般質問が10月2日まで毎日続きます。私は、10月1日(木)午前中二番目の登壇となります。

 トップバッターで私が所属する自民改革会議の代表質問に立ったのは、磐田市選出の野崎正蔵議員。知事の政治姿勢から県都構想について、富士山世界遺産センター建設について、県職員の不祥事、県議会から知事への提案の反映について、財源確保、伊豆半島ジオパーク、地震津波対策、原子力災害に備えた避難計画、産業(農林水産業を含む)振興、地域外交、森林再生、生活困窮者自立支援、教育行政における市町教育委員会や地域との連携、選挙権が18歳からになり主権者教育について、犯罪の起きにくい社会づくりなど県政全般について質しました。

 論戦の注目テーマは、県都構想です。知事の答弁では、人口減少が急速に進み、社会構造が大きく変化する中、将来にわたって安全で快適な地域を維持し、豊で魅力的な地域を形成するためには、行政の効率化、・最適化を図っていくことが重要である。道府県と政令都市間においては、これまでも二重行政による非効率性などの課題が指摘されており、とりわけ道府県庁が所在する政令指定都市においては、地域の魅力づくりや広域的な行政等において、道府県との一体的な政策推進により二重行政を解消していくことが課題の効果的かつ迅速な解決につながると考えている。このため、新たな大都市制度として「県都構想」を提案している。この実現のためには、「大都市地域における特別区の設置に関する法律」を改正する必要がある。

 静岡市が人口70万人を割り込み、政令市として独立した機能が維持できるかという視点に立ち、この「県都構想」を導入することにより解決を図りたい。というものです。政令市の条件が元来人口100万人以上から暫定的に50万人以上とハードルを下げたことで、浜松市と静岡市は政令市となったが、その後条件は100万人に戻っています。知事は浜松市が70万人以上で県庁所在地でもなく、このまま政令市として発展することが望ましい。しかし、静岡市は県庁所在地でかつ人口減少が続いていることが、「都市構想」につながっているようです。静岡市は県の特別区にという考えです。

 静岡市は自治体としてのプライドもあり、容易に知事の提案を受け入れる状況ではありません。知事は細やかに足を運んで直接市民に説明をしていくと意気込んでいますが、法的にも市民のコンセンサスを得るためにも高いハードルを越えていかねばなりません。

 今後の行方を注視していきたいと思います。

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お待たせしました。静岡県富士水泳場再開

2015年09月27日 | 議会活動

平成27年9月27日

 平成25年7月15日に天井材の一部が落下し、休止に追い込まれていた静岡県富士水泳場の復旧工事が完了し、本日再開されました。私は、施設を所管する静岡県議会文教警察委員会委員長として、式典に参加し祝辞を述べさせていただきました。

(水泳場の外観。シルバーエッグと私は呼んでいます・・・・)


(復旧の終わった水泳場の内部)


 天井落下の状況は14日夜から15日未明(推定)にかけてで、釣り天井構造の一部約300㎡が落下したもので、当時は中央高速道路笹子トンネル内での釣り天井落下事故が発生し大きな被害も出た後でもあり、人的被害こそなかったものの、釣り天井構造のあり方に大きな課題を突きつけられました。

 国土交通省の調査結果によると、天井の脱落原因はこれまでの地震により天井を支えていた金具等が変形するなどの可能性があるというものでした。

 水泳場は、ドーム状の柱のない広大な空間であり、50mプールの底は可動式で水深を変えられるなど、復旧工事で必要な足場の設置も大変困難な状況でもあります。更に当時は、東日本大震災の復興に向け、工事機材などの不足、施工技術者の不足、また関連する資材等の価格上昇などにより、工期や工費に大きな問題が生じた時期でもありました。加えて、国も釣り天井の安全対策についてはっきりとした方針が決まらないこともあり、検討した結果、幕天井への張り替え、工期は2年間、工費は8億円を要する大きな復旧事業となりました。

 私の所にも事故直後から、プール利用者から復旧の目処について問い合わせが相次ぎ、早期復旧へ向け多くの期待の声が寄せられました。一般の利用者にとってもこの施設の重要性は高く、また、水泳競技関係者にとっても「使いやすい」施設として、多くの競技会開催や水泳技術を磨くためにも早期復旧が望まれるものでした。この施設の特徴は、飛び込み競技用のプールも併設されており、国体や国際大会、特に2020年の東京オリンピック、パラリンピックが決定した現在では、その練習のためにも欠かすことができません。ここで練習していた選手達は、静岡市葵区にある県営西ヶ谷水泳場まで行って練習することを余儀なくされていました。

 今日の利用再開に際し、世界水泳日本代表の萩田拓馬選手による飛び込み競技模範演技が披露されました。式典後にコーチ及び萩田選手と話し機会があり、施設が利用できることを大変喜んでいました。

(模範演技終了後、写真左がコーチ、右が萩田選手)


(飛び込み台の全景)


(萩田選手の飛び込み)


静岡県は今後の安全対策として、3つの安全管理方針を打ち出しています。

1. 地震時における安全点検の実施

震度4以上の地震が観測された場合、天井面のゆがみや垂れ下がりの有無を目視等により点検するとともに、天井材の外れ等が生じていないか点検を実施。

2. 異常が発見された場合の対応

プールの利用を中止し、専門業者による適切な対応を講ずる。

3. 日常の安全点検の徹底

天井その他の箇所について、落下の恐れがないか、日常の安全点検を徹底。


静岡県富士水泳場の詳細は http://www.fuji-pool.jp/

 

 式典が終了すると、待ちかねていたかのように多くの利用者の皆様がプールに入っていきました。

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第25回姫名の里まつり

2015年09月26日 | 議会活動

平成27年9月26日

 明日27日は中秋の名月にあたります。毎年富士市比奈にある竹採公園では、中秋の名月に一番近い土曜日に「姫名の里まつり」が開催され、今年は25回目となりました。

(会場となった竹採公園)


 今から25年前、このイベントを立ち上げた一人として、感慨深いものがあります。当時は、この竹採公園が整備されたばかりで、この機会に竹取物語に出てくるかぐや姫にこだわった題材を基に、催し物を企画しまちづくりを進めようと立ち上げたものです。

 最初は、蓮台に載ったかぐや姫が多くの村人や国史を伴って会場に入場。開会式の後は、かぐや姫の童話を吉永おはなしの会が朗読、誕生の踊り、幼少期、青春期の時代を経てかぐや姫が富士山に帰っていくまでを創作舞踊などで演じていきます。

(蓮台に載ったかぐや姫が登場)


(舞台にかぐや姫が到着。開会式が始まる)


(開会式直前、舞台から見た客席)


(村人を創作舞踊で演ずる)

 

(子どもたちも登場)

 

(こんなパフォーマンスも披露)

 

(スペシャルゲスト、富士市のゆるキャラ「むすびん」が参加)

 

 この公園あたりは竹取物語発祥の地と知られ、一般に知られている物語と異なるのは、最後は月に帰るのでなく富士山に帰るという点です。周辺には「赫夜」(かぐや)という地名も残っています。そのほか詳しくは、下記を参考にしてください。

http://www.city.fuji.shizuoka.jp/kyouiku/c0403/fmervo0000011mgn.html

http://www.city.fuji.shizuoka.jp/kids/k_hime/k_story.htm

http://museum.city.fuji.shizuoka.jp/hp/report/hujisanengi.pdf#search='%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B8%82+%E8%B5%AB'

 

元々は地元のまちづくりの活性化として取り組んだお祭りですが、今は広く知れ渡り、市内外から多くの観光客が訪れます。インターネット上の検索サイトには、イベント情報として多くに載っており、関心の高さが伺えます。

 今年は25年目を迎えました。一つの節目を迎えたといえるかもしれません。これからも「かぐや姫」にこだわり、また次の広がりを期待して新たな挑戦が始まることも期待したいと思います。

 

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