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鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

9月定例会に向けて

2019年07月31日 | 議会活動

令和元年7月31日(水)

 

 今日で7月も終わり。今年度に入り、私も洗礼を受けた統一地方選挙や参議院議員選挙、そして6月定例会が続き、せわしなく時間が過ぎていきました。

 時間を見つけては地域から要望のあった現場での視察や協議と、所管部署との打ち合わせなど、そして、7月に入ってから週末に続く各地の夏まつりなどの行事への参加など、フル回転の毎日を過ごしています。

 

 少し先と思われがちですが、県議会9月定例会は9月後半から始まります。まだ2ヶ月ほど先ではありますが、今から準備に入らないと間に合わない時期になりました。8月から9月にかけては地域行事もさることながら、県に対する各分野からの次年度要望のとりまとめと提出時期でもあり、地元市町や、各種業界団体、政党支部などからの要望が寄せられ、その準備段階のサポートから提出、知事への面会による要望活動など、年間を通じて多忙な時期となるからです。

 

 9月定例会では、私は一般質問を予定しており、現在、その項目の絞り込みに入っています。日頃の議員活動において様々な課題や要望などをメモしておき、その中から本会議で質すべき項目を抽出していきます。

 最初に取り組むことは、質問項目について関連する情報を収集することですが、個人で集めたもののほかに、県当局が現在取り組んでいる状況などを直接担当者から聞き出し、すり合わせをしていきます。このことにより、自身の理解も深まることから、質問項目として取り上げるべきかどうかも判断でき、内容によっては質問項目候補から消えていくものも少なくありません。

 絞り込まれた質問項目は、本会議場で一般質問として展開、詰めていくことになり、限られた時間の中で最大限の効果が得られるよう、質問者はさらに課題や意見、要望を精査し、当日に備えます。

 

 今回の一般質問項目は、子どもの安全対策、新産業振興、NPO支援、気候変動対策、避難所のトイレ対策、保育環境支援などを予定していますが、このところ毎日登庁し、当局の説明を受けており、内容によっては流動的な部分もあります。

 今週中には項目を絞り込み、8月下旬までの口述書の準備、9月10日頃には当局への質問内容の最終通告とレクチャー、そして9月25日、本会議場での一般質問登壇を予定しています。年間を通じて多忙な時期と重なり、集中して取り組めばこの半分くらいの日数で可能と思われますが、途切れ途切れの作業ではありますが、しっかりと取り組んでいきます。

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県の人口動態統計から

2019年07月30日 | 議会活動

令和元年7月30日(火)

 

 人口動態は私たちの将来を予測する上で重要な基礎データであり、間違いなく進行している人口減少社会において、それを少しでも緩和する方法や、それが避けられないとしたらどのような社会の仕組みを構築していくのか、行政や政治だけでなく、すべての人が関心を持って取り組んでいかねばならない、大きな課題です。

 

 このほど、厚生労働省が平成30年人口動態統計月報年計(概数)を発表しました。県ではこれをもとに静岡県の概要を発表したのでお伝えします。その内容は、出生、死亡、婚姻・離婚です、

 

 出生については、平成30年の出生数は25,192人で、前年の26,261人より1,069人減少し、人口動態統計が整備されて以降、最も少ない水準を更新しています。出生数を母の年齢別に見ると、20~34歳が最も多く、次いで25~29歳、35~39歳の順となっています。千人あたりの人口に対する出生率は7.0で前年の7.3を下回りました。

 合計特殊出生率は、1.50で前年の1.52から低下しています。数値が2.0だったのは昭和55年でその後は低下傾向となり、平成7年には1.50を下回り、平成15年以降にいったん上昇しましたが、平成22年以降は概ね横ばいで推移してきました。

 

 死亡は、平成30年の死亡者数は、41,972人で前年の41,078人より894人増加しています。死因は、第1位は悪性新生物(腫瘍)で10,836人、人口10万人あたりの死亡率は302.5、第2位は心疾患で5,982人、死亡率は167.0、第3位は老衰で4,914人となっています。それ以外、第4位以下を順に挙げると、脳血管疾患、肺炎、不慮の事故、誤嚥性肺炎、腎不全、血管性及び詳細不明の認知症、間質性肺炎となっています。

 これを見ると癌による死亡率がいかに高いかということがわかります。老衰や誤嚥性肺炎など、高齢者の死因の特徴が表れています。誤嚥性肺炎と血管性及び詳細不明の認知症は、死因の分類変更により平成29年から追加になり、順位を上げてきているとのことでした。男女でも差があり、老衰は男性5位、女性は2位となっており、男性の10位には自殺が入っています。ただ、癌の第1位は男女とも変わりません。

 

 婚姻・離婚では、婚姻数の平成30年は15,767組で、前年の16,573組よりも806組減少しでいます。平均初婚年齢は、夫31.0歳、妻29.1歳で、男性のみ前年より下降しました。また離婚は、5,923組で、前年の5,983組より60組減少しています。

 

 人口動態は、このような自然によるものと就職・修学などに起因する社会情勢によるものがあり、双方についてしっかりと動向をつかみ、対策を講じていかねばなりません。

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まつりから見える世相

2019年07月29日 | 議会活動

令和元年7月29日(月)

 

 久し振りに富士まつり会場に足を運びました。富士まつりは、若い頃は太鼓の競演の叩き手として、また、15年ほど前は富士まつりのメインイベントである「かぐや姫パレード」の役員としてそれぞれ参加し、まつりを盛り上げる立場で長く関わってきました。県議会議員になってからは、それらの演目に直接参加することはなく、一市民の観客としてお祭りを楽しむ立場にはなりましたが、正直なところ、少し足が遠のいた感は歪めません。

 平成28年度にかぐや姫パレードが20年の歴史に幕を下ろし、その後の富士まつりをどう盛り上げていくのか、気にかけていましたが、昨年度は「ディズニーパレード」が幸運にも記念事業として特別参加し、大変な賑わいがあったと聞いています。さすがに世界からも注目されるディズニーパレードが地方にやってくるとなれば、大騒ぎになるのは当然のことと思いつつ、その魅力は何だろう、これからのまつりに生かしていけることはないだろうかと期待していましたが、やはり、1年きりで終わってしまいました。

 今年度は、熱中症が大きな課題となり、まつりの開始時間を少し涼しくなる時間帯に遅らせたり、文化会館を会場にするなど、健康に配慮した運営になりました。プログラムも少し地味になったようにも感じられ、会場が分散化されたことも影響しているのかもしれません。

(女性のハシゴ乗り)


(太鼓の競演)

 

 さて、その中で驚いたのはフィナーレの花火大会でした。私の記憶では毎年、開催時間は午後8時頃から30分ほどではなかったかと思いましたが、今年は午後7時40分から1時間。時間の延長はそのまま打ち上げ花火の数にも比例しますから、スポンサーとなる企業の協力は欠かせません。これだけの拡大が実現できた背景には、地域経済が元気になっているということになるのでしょうか。何はともあれ、観客である市民にとってはありがたいことです。

 

 花火は会場となったメインストリートの橋の上から見ていましたが、そこに集まった観客の数は目を疑うほどの人数で、数万人は決して大袈裟ではなかったようにも思えます。若い親子連れや若者達、多分、市内や近隣で働く外国人達の数は、ただただ、驚くばかりでした。これだけの潜在的な市民パワーを見れば、まちの発展に大きな期待を感じざるを得ません。様々な人口調査の結果を資料で目にすることはありますが、目前で実際にその様子が実感できるまつりの効果を再認識しました。

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田宿川たらい流し川まつり

2019年07月28日 | 議会活動

令和元年7月28日(日)

 

 昨日の台風はどうなったのか、地域には大きな影響もなく過ぎ去ったようにも感じます。今日は、市内今泉地区を流れる田宿川で「第33回田宿川たらい流し川まつり」が開催され、例年にならって、たらいに乗せていただき、しばし、子どもの頃に戻ったような体験をさせていただきました。

(たらい流しのスタート地点)


(多くのボランティアがまつりを支える)


(地元小学生達のポスターがゴール間近に掲げられていた)

 

 今でこそ清流の田宿川ですが、そこには高度成長期の苦い歴史がありました。田宿川の上流部に位置するこのあたりは、ガマといって湧水地帯であり、富士山の雪解け水が長い時間をかけてこのあたりに到達し、地表に出てきます。その豊富な湧水を使い、製紙業が発展してきました。しかし、製造過程で発生した汚水などは処理をせず垂れ流していた時期もあり、水質の悪化や残渣がヘドロとなって堆積するなど、公害を発生していた時期もありました。また、この汚泥の堆積により川床が浅くなり、豪雨時などには川から水があふれ出て、周辺地域には床上・床下浸水などが発生し、この状況を脱するために始めた河川清掃活動が、田宿川への関心を高め、河川美化活動のモデルにもなりました。そして、環境が改善した後は、「たらい流し川まつり」をスタートさせ、今に到ります。

 

 工場排水の浄化などは法の規制により改善され、今では汚水などは流れていません。清流を取り戻した田宿川ですが、自然が戻ると同時に川底には「ナガエミクリ」という水草が大量に繁殖するようになり、これ自体も田宿川の水流に大きな影響を与えるようになりました。

 これを除草する前とその後では、水位が30センチも変わるといい、毎年除草作業は欠かせません。かつては堆積土を、今はナガエミクリの除草と、河川の地元住民による保全作業は続きます。

 

 当初取り組んだ地域住民は高齢化していきますが、たらい流し川まつりを始めたことで、地元の小学生や中学生、近隣企業の応援による保全活動が行われるようになりました。私も、環境NPOに属して住民との関わりを持つようになり、市議会議員から県議会議員になった今も、地域との交流が続き、このイベントにも来賓として声をかけていただいています。

 

 地域住民のご苦労を知っているだけに、田宿川たらい流し川まつりは、私にとっても特別なイベントとして位置づけています。おかげさまで、このイベントに出掛けると、地域の皆さんとこれまでの、そしてこれからの田宿川の姿に話題が集中することがとても楽しみです。

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週末のイベント、台風に注意

2019年07月27日 | 議会活動

令和元年7月27日(土)

 

 台風6号が三重県に上陸し、今日から明日にかけて東海地方を横断する予想が発表されています。この週末は広く各地で夏のイベントが開催される予定で、特に有名な花火大会が開催されるところでは、実施か中止の判断に悩んでいるところではないでしょうか。私の地元では、今日は3カ所、明日は2カ所でイベント開催が予定され、その中には花火大会が1カ所含まれています。

 

 花火大会では、昨日の段階で静岡市の安倍川花火大会の中止が発表されました。二年連続の中止ということもあり、市内にはいたるところにポスターが貼られ、その機運が高まっていただけに残念です。私の住む地域の夏まつりも、昨日の段階で中止が決定しました。出店などは地域住民で運営するため、仕入れなどへの影響を考えての判断だったのかもしれません。

 

 さて、台風のような大きな災害を伴う気象判断は、テレビを通じて予想進路などを知ることができ、最近は他の番組を放送しながら、画面の周囲に台風情報などをリアルタイムに表示することから、最新の動きを知ることが可能となりました。

 しかし、天気予報に反し、イベント会場の天候が必ずしも一致していることは少なくありません。前日までの天気予報によってイベント開催を中止したとしても、当日は開催できたということもありました。

 

 これが台風などではない普段の天気予報でも同じことがいえ、イベント準備には長期をかけて取り組んでいることから、中止を残念がる声には理解できます。勿論、予想に反して天気が良かった場合の話であって、悪天候による参加者の安全安心を考えた中止の判断に、全く問題はないはずです。

 

 天気予報の精度は年々向上し、狭い地域毎の予報が可能となりました。今回の台風による影響でも、ある自治体では地域の天気予報が可能な気象予報士に依頼し、その地域の細やかな天気予報に基づき判断しているとのコメントが発せられていました。このケースでは、他地域で中止を決めても、実施できると判断し、周囲との違いがあったということです。

 天候に左右される屋外イベントに関わる民間業者の中には、このような地域の予想が可能な気象予報士などの協力を得て、開催の有無を判断しているところもあると聞きます。

 

 地域などでは一般的な天気予報に頼らざるを得ませんが、自治体であればこのような地域天気予報を提供する体制も可能ではないかと思われますので、是非取り組んでいただきたいと思います。

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