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鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

「しずおか食の仕事人」制度導入

2025年04月05日 | 議会活動
令和7年4月5日(土)

 静岡県は温暖な気候で海や山を抱えた地域であるが故に、海の幸や山の幸など多くの食材があります。国内はもちろんのこと、海外、特にアジア地域では県産食材をPRする機会が多く、視察に出かけた際には、静岡フェアなどを実施しているスーパーマーケットやデパートなどで好評を得ている光景を見てきました。

 時々、家族に同行して市内のスーパーマーケットに出かけた際には、必ず地元産の野菜コーナーに立ち寄り、食材とその生産者を確認することにしています。
 また、県産食材を使った料理に関心を持ち、外食の際にはその料理が食べられるお店に出かけることも少なくありません。

 このように県産食材に関心を高めたのは、これまで本県が取り組んできた、「ふじのくに食の都づくり仕事人」制度があったからです。この制度は、県産食材を積極的に活用する仕事人(料理人や菓子職人)を表彰する制度で、そこで知り合った料理人との交流がきっかけでした。県産食材を使った料理のほか菓子などもあり、改めて県産食材の魅力と、それを美味しく仕立てる仕事人の技から、理屈抜きで県産食材の素晴らしさの理解が進みました。

 しかし、今後はこれまでの取り組みが見直されることになります。仕事人からは、「食を通じた地域課題の解決や商品開発に積極的に関わりたい。」との意見が出たことにより、令和7年度からは「しずおか食の仕事人」に名称を改め、これまでの表彰制度を廃止し、食を通じた地域の活性化や生産者と連携した商品開発などの活動に対する支援に重点化し、「仕事人」の活躍を促進する制度に見直します。

 具体的には、「ふじのくに食の都づくり仕事人」は、これまでに累計559人(本年度受賞者含む)を表彰し、県産食材の消費拡大や魅力発信に貢献してきました。
 今後は、仕事人の卓越した技術や知見を活かし、地域ならではの商品開発や食を通じた交流の活性化など、地域が抱える課題を解決する活動を促進していきます。

 食を通じた地域の活性化等に取り組む人材(実務経験5年以上の料理人・菓子職人)を「しずおか食の仕事人」として登録し、登録仕事人と連携して活動する団体に対し、活動支援として上限20万円が受けられます。
 このことにより、より多くの県民の皆さんと接触する機会が増えると予想され、県産食材を使ったより魅力的な料理やお菓子などを楽しむことが期待できます。
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