鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

雨の運動会 実施の判断

2016年10月29日 | 議会活動

平成28年10月29日(土)

 

 屋外行事を主催する皆さんにとって、当日の天気は一番気がかりとなることは言うまでもありません。お天気が良ければ、行事の半分は成功とも聞きます。これが、子どもたちが主役となる運動会であればなおさらでしょう。

 

 私も、地域の幼稚園や小中学校の運動会には必ずお声がけをいただき、開会式に足を運びますが、開催時には基本的に天気は悪くないというのが前提でした。つまり、当初の予定日が悪天候の場合は、「順延」となるようにご案内資料に記されているからです。

 

 そのように思い込んでいると、前日の天気予報や当日の早朝の天気が雨であったりすれば、間違いなく「順延」と決めつけて、自分自身のその日の予定を勝手に変えてしまうことがあります。

 

 ところが、今日開催された地元小学校の運動会は、私の常識には収まりませんでした。

 朝の天気は雨。昨日からの雨が降り続いています。多分、運動会の会場となるグラウンドは、吸水性の良い土壌改良をされていることは知っていますが、雨水の影響は免れないと思い込んでいました。従って、今日の運動会は「順延」によって無しと決めつけてしまいました。

 朝7時頃、小学校の駐車場が間近に見える自宅の窓からは、普段見ることができないくらいの「すし詰め状態の車」が目に入り、「まさか」この天気で開催するはずがないと思いつつ、もしかしたら、体育館に会場を変更しての可能性も捨てきれず、再度ご案内を確認しましたが、体育館の文字は入っていません。

 強行突破かと急いで準備を整え、学校のグラウンドに向かうと、子どもたちの姿はほとんど見えないものの、開会式の準備は整っていました。

 

 予定より30分ほど遅れ、開会式が始まっても雨は収まりません。学校側の話によると、地域天気予報では「雨が上がる」との予報に対応したとのこと。実は、この判断をしたのは昨夜だったと聞きます。

 最近の天気予報精度は上がり、特に、地域を細分化しての天気予報が重宝がられ、地域行事などに活用されています。今年の夏以降の地域行事は、今回のように雨が上がるかどうか、開始時間付近で微妙な判断を迫られることが多い年です。

(雨の中、開会式前に先生達が集まって何やら打ち合わせ)


(運動会スローガン)


(雨傘を差した保護者達が見守る中、開会式は始まった)


(応援団は、天候が不順の中、生徒達の盛り上がりを促す)


(競技の合間には、いつもの運動会光景のライン引きと、ぬかるみへの砂入れが入り交じる)


(開会式から約1時間、綱引きが行われる頃には、いつもながらの運動会に戻った)

 

 開会式に雨でも、主催者側の思い切った判断で、おおよそ1時間もすれば雨が上がるという、かつてと比べると「神業」の判断のようにも感じます。

 今日の小学校運動会も、結果として同じパターンになりました。

 

 開会式では、半袖の運動着を着た子どもたちの中には、少し震えているように見える子どももいましたが、動き出せばそこは子ども。降雨が消えていくにつれ、いつもの運動会に戻っていきました。

 

 とはいえ、雨の影響がグラウンドから消えるまでの間、学校関係者の懸命な雨対策に走り回っていた姿を決して忘れてはいけません。

 

 どの行事も、主催者となる皆さんのご苦労に敬意を表し、感謝申し上げます。

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