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鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

知事の政治姿勢が続々と質される

2017年02月28日 | 議会活動

平成29年2月28日(火)

 

 県議会2月定例会の一般質問は二日目を迎え、県政の重要課題について論戦が始まりました。

 

 注目の質問項目は「知事の政治姿勢」で、財政状況の認識、地方創生に向けた国との連携、会派による県政検証結果、地方創生人口ビジョン、県都構想、東静岡「文化の拠点」整備事業、若者の意見に関する知事発言と政策への反映などについてです。

 知事の政治姿勢がこれほど波状的に質されることは珍しいことで、ほとんどの場合、各会派の代表質問で問う以外はあまりありませんでした。ところが、一般質問に移ってもその傾向は変わらず、むしろ、代表質問から連なる連携した質問攻勢のようにも感じ、知事の政治姿勢をあらゆる角度から質そうという議員達の意志が感じられます。

 

 「知事の政治姿勢」といっても知事が全て答弁するわけではありません。今日の答弁者は知事に代わり、副知事や担当部局長が答えることが多く、質問者や本会議に出席している議員達、傍聴席の皆さんも知事からの直接の答弁に期待していたと思うのですが残念でした。

 

 それでも、質問者が演題に立って質問内容を説明する間は、議場内の空気が張り詰めていることがよく分かります。

 知事の政治姿勢とくれば、知事本人が答弁することを期待しますが、質問者が説明を終わり、最後に「以上について答弁を求めます。」と宣言した直後にならなければ、誰が答弁者として演壇に立つか判らないのです。

 議長席に向かって「議長」と叫んだ人が答弁者となります。この瞬間、知事以外が答弁者となった場合は、ため息やヤジらしいものも聞こえてきます。このような雰囲気は、知事の答弁を期待していたからに他なりません。

 

 本当は質疑応答のひとつひとつを再現したいのですが、切りがありませんので、いずれ全体を通じて取りまとめたものを紹介しようと思います。このような質問が今週いっぱい続くのですから。

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質問に対する当局答弁の進捗は

2017年02月27日 | 議会活動

平成29年2月27日(月)

 

 県議会の定例会は年4回開催されますが、議員の本会議場で代表あるいは一般質問ができる機会は原則年1回となっています。私は何年か前に、代表質問と一般質問の2回を行える機会がありましたが、これは例外処置でした。

 16年前に所属していた市議会では、定例会の度に要望すれば質問ができましたので、1期4年間で計16回本会議場の演壇に立つことができました。実際に16回の経験があるだけに、県議会議員になった時には多少の戸惑いを感じた想い出があります。

 県議会では議員総数が69名で市議会時が36名でしたから、約2倍の議員が常に本会議で質問できるような体制は、会期の関係もあって困難だという判断で制限があると理解しています。

 

 年1回の質問の機会となれば質問を精査すべき努力が図られ、緊急性のある質問項目はその定例会に質問する他の議員に託すことがあります。また、常任委員会での質問内容も、所管事務調査といって担当部署が関連する全ての所管事務を対象にして質問ができることから、むしろ本会議場での質問回数(再質問等)が3回までという制限に対し、委員会における「一問一答方式」を使えば質問回数に制限がなく、かなり詳しく質問ができるので、それぞれの機会を効果的に使うことで、年1回の本会議質問であっても大きな問題は生じていません。

 

 私が本会議場で一般質問したのは昨年の6月定例会で、その時の質問に対する知事や当局答弁が、その後どのように実現できているのかをしっかりフォローすることが大切です。質問回数が多ければ良いというのではなく、「着実」に質問の効果が県政の中で活かされているか、それを確認することが質問者の責務となります。効果の確認の手段としては、他の議員が定例会毎に当局を質す「やり取り」からも読み取ることができます。

 

 さて、今日の午前中行われた他会派の代表質問の答弁から、私の昨年6月一般質問に対する進化が見られたことにホッとしています。

 

 「富士山世界遺産センター」整備は、今年12月23日に開館予定が公表され、「絵画など研究資料の収集を進める。」ことが明らかになりました。私の質問では、収蔵品の充実は来訪者にとって大きな関心事で、「本物」のインパクトは計り知れません。最近は、デジタルアーカイブなど、本物に近い映像で再現するものが多く、ものによってはそれで十分な場合もありますが、いくらデジタル技術が進んでも超えられないものがあります。

 「研究資料」となっていますが、現在、世界遺産センターには5名の研究員が所属し「研究員の活動成果は、企画展示や国際シンポジウム、富士山を守る人材の育成に活かしていく。」としており、一級品への期待とそれが来訪者の目に触れる機会があることは、何よりも楽しみです。

 「自前の収蔵品」確保の要望が次年度予算に盛り込まれたことは、大変ありがたいことです。

 しかし、「自前の収蔵品」を購入することは容易いことではありませんが、「目利き」を備えた優秀な研究者や学芸員らによって、「ふさわしい収蔵品」を得て注目される施設となることを期待したいと思います。

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町内会総会と梅まつり

2017年02月26日 | 議会活動

平成29年2月26日(日)

 

 春らしいお天気となった今日、各地で梅まつりが開催され、多くの人出で賑わいました。

 また、この時期から5月頃まではまちづくり団体などの総会も計画され、各地様々な団体の皆様からお声がけをいただき、今日も朝8時から開かれたある地域の地区住民全世帯を対象とした町内会総会に招かれ、県政報告を交えながらご挨拶をさせていただきました。

 

 町内会の総会では、今年度事業内容や決算の審議と認定、次年度事業計画と予算の審議と認定、役員の選任など、一般的な総会の次第と同様の内容で進行します。

 私は総会の場に臨むと、配布された総会資料全体に目を通し、事業内容や事業計画などをざっと記憶します。その内容の一部をあいさつの中に盛り込むことに心がけ、県が関わる事業や、あるいは県にこだわらず地域課題として関わったり、関心のある事業をピックアップします。

 同時に、今日の総会では県議会2月定例会が開催中であることから、次年度予算・事業の審議内容に絡め、県と身近な町内会との関連を繋げるあいさつとさせていただきました。

 総会資料の中でも触れていましたが、この地域には古くから伝わる、市指定の無形文化財となっている神楽の舞があり、地域の歴史や文化・芸能を代表するものです。これに対し、県では2020年東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラムの拡充が計画され、また、23日に開催された「富士山の日」フェスティバル2017において、SPAC(静岡県舞台芸術センター)による富士市比奈(私の地元ですが)に伝わる竹取物語「かぐや姫、霊峰に帰る」を上演されたことに触れ、地域資源の活用に期待することなどを訴えました。

 

 さて、梅まつりですが市内3箇所を巡りました。

 富士市の西端、富士宮市と隣接する天間地区、富士川の左岸にそびえる岩松地区岩本山、富士市東部地区中比奈天神社です。いずれの場所でも、「毎年、雨や雪にたたられているものの、今年は大変お天気に恵まれた。」とのあいさつが盛り込まれました。しかし、まつりに合わせて花が咲くのはなかなか難しいことで、3地域のうち梅の名所で知られる「岩本山は」はピークを過ぎ、花を見つけることは困難でした。

(岩本山岩松北地区梅まつりの開会式)


(大きな舞台では地元の太鼓の演奏も)


 天間梅まつりでは、まちづくりセンターが会場であるため、盆栽の愛好家の皆さんがこのお祭りに合わせ見事な梅の花を咲かせてくれました。また、この春から投入されるコミュニティバスの名前「てんまーる」が決まり、お披露目となりました。

(天間梅まつりでの主催者あいさつ)


(地元の子ども代表があいさつ。隣には盆栽の愛好家が育てた梅の花が咲く)


(コミュニティバスの名称も披露された)

 

 中比奈天神社は、先ほど触れた竹取物語「かぐや姫」発祥の地がある地域にあります。詳細は今回は触れず「中秋の名月」頃に開催される「姫名の里まつり」で紹介したいと思います。

 

(中比奈天神社境内に咲く梅の花。狭い境内に多くの参拝客が集まった)


 春を待ち望んでいた市民の皆様の期待を、体中で感じる一日でした。

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県議会2月定例会 4年に一度の代表質問から

2017年02月24日 | 議会活動

平成29年2月24日(金)

 

 今日から県議会2月定例会の代表質問が始まりました。

 今年は6月に県知事選が予定されており、争点は次年度予算関係が中心となる例年の代表質問に加え、知事選を意識して、知事のこれまでの取り組みに対する各会派独自の評価や次期選挙への出馬意向など、4年に一度の節目を迎えます。

 

 トップバッターは、我が会派所属の政務調査会長が代表質問に立ち、知事の政治姿勢や平成29年度当初予算編成、防災、内陸のフロンティアを拓く取り組み、経済再生への産業成長戦略、人口減少対策、行財政改革、障がい児者への対応や待機児童対策、豪雨災害対策アクションプラン、「有徳の人」づくりや外国語・道徳の教科化ならびに「世界津波の日」に開催された高校生サミットの成果と活用、次年度県警察の取り組みについて質しました。

 

 知事の政治姿勢では、会派が独自に行った「県政検証」と「2期目の任期満了間近の所見」を質しています。

 会派では昨年夏頃から県内各地(現場)を回り、県政に対する提案や意見を聴取してきました。この調査結果は平成29年度予算要望に反映されるとともに、県が掲げる「後期アクションプラン」の実施状況を、独自の指標に基づく評価の根拠としました。県政全体を12分野81項目176指標として検証したもので、その結果、県政の課題は大きく9項目を指摘しています。

 検証結果については、会派として記者会見を開き、報道関係者に公表するとともに説明をしていますので、既に新聞等で御覧になった方も多いかと思います。

 また、知事はこの記者会見を受けて自らも記者会見を開き、検証結果に対する意見(反論?)を発表しました。

 

 質問者は、知事と会派が記者会見を通じたやり取りでは、当事者を目前とした議論ではないので、本会議場で直接質すことにより真意が伝わると考えたと理解しています。

 知事の記者会では、会派の検証結果が「恣意的」、「数値が最新ではない」、「議会も当事者」という発言をしており、質問者はこれに対する確認をする意図があったと思われます。

 また、二つ目の質問である「2期目の任期満了間近の所見」とは、端的に言えば「次期をどうするのか」ということでした。

 

 さて、ここでその答弁内容を説明する前に、午後行われた他の会派の質問内容にも触れておきます。

 やはり同じように、会派独自の県政評価を行った上で、いくつかの課題を指摘し、「2期目の県政運営の総括」として知事がどのように受け止めたかという質問と、「今後4年間の静岡県政」という質問でした。

 午前中及び午後の代表質問も、それぞれが行った二つの質問の趣旨は同じだったということです。

 

 知事は、それぞれに同じような答弁を行いました。

 最初の「県政評価」は、会派によって厳しかったり優しかったりで、それぞれの背景が表れたものですが、知事は、県が委託した外部の第三者機関が評価し先日公表した、“ふじのくに白書”の解説に終始しました。知事にとってみれば、「県政評価は“ふじのくに白書”が全て」という思いなのでしょう。

 残念ながら、我が会派の質問者からは「突っ込み」の再質問がなかったこともあり、知事が記者会見で発表した「心の内」を自ら語るまでには至りませんでした。

 また、次期立候補については、静岡県の進むべき方向性を持論として展開するも、答は「私がやります」ではなく、「どなたが知事になっても同じことをやるだろう」という答弁でした。

 

 私達も、また県民の皆様も今年の県政がどう進むのか、予断は許せません。

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「富士山の日」イベント尽くし

2017年02月23日 | 議会活動

平成29年2月23日(木)

 

 2月23日は語呂合わせが「ふじさん」となることから「富士山の日」です。この時期の富士山は真っ白な雪をかぶった典型的な冬山で、この景色が青空に映える時期でもあります。お天気が良くても「春霞」がかかる時期になっていますので、もやっとした富士山が見えることもあります。

 ところが、今日は朝からあいにくの雨。果たしてどなたの行いがお天気に反映されたのか。それでも夕方4時頃には富士山の上部が姿を見せてくれました。「終わりよければ全てよし」で片付けるのが今年の「富士山の日」でした。

 

 さて、今日一日の行動を振り返りますと、朝7時30分から東海道新幹線新富士駅の北口が「富士山口」に改名され、また、11時30分からは東名高速道路富士川サービスエリアに設置された、大型観覧車「Fuji Sky View」(フジスカイビュー)のそれぞれオープニングセレモニーがありました。

 また、午後2時からは静岡県と山梨県が主催する「富士山の日」フェスタ2017が、静岡市にある日本平ホテルを会場に開催されました。

 

 新富士駅で降車すると、一段と高いホームからはお天気が良ければ見事な富士山が眺望できますが、1階フロアにある改名した「富士山口」は、富士山への出発点にふさわしくなければならない場所でもあります。名前を変えたことだけではインパクトがありません。良くありがちな、せっかくの富士山の景観に水を押さすような看板も、時間をかけて看板設置者の理解を求め、目立つものは撤去してきました。

 このことは、以前、富士市都市景観審議会会長の天野光一先生からお聞きしたものですが、地域が一丸となって取り組むべき大切なことです。県議会2月定例会で審議される、次年度事業の伊豆半島地域の景観保全では、違法看板の規制強化が含まれています。

(「富士山口」への改名テープカット)


(駅構内にはデジタルサインも新たに設置された)

 

 大観覧車スカイビューは、眼下に富士川の流れを、そして雄大な富士山とその裾野、愛鷹山や工場夜景で全国にも名が広がりつつある富士市の街なみ、伊豆半島と「世界で最も美しい湾クラブ」に登録された駿河湾が、パノラマとして眺望できる施設として誕生しました。富士市の前市長が仕掛け、NEXCO中日本様の理解により設置、観覧車事業を全国で手がける企業が運営します。

 富士川サービスエリアには、旧富士川町時代に第三セクターで設置した道の駅「富士川楽座」があり、東名高速道路の利用者のみならず、一般道利用者も利用できることから人気が高く、年間来訪者数が350万人ほどで、昨年3月には開館15年で5,555万人5,555人が累計で利用したことがニュースになりました。

 さらに、NEXCO中日本では、富士川サービスエリアの改装が間もなく終了するといい、国内でもトップクラスの利用施設に新たな誘客施設が加わったことで、地域活性化を後押しする相乗効果、トリプル効果が期待できます。また、富士川楽座の営業時間も延長し、多くのお客様をお迎えする準備が整いました。

 セレモニー終了後には、スカイビューに試乗できると誘われ、地元選出の県議3名と他の来賓3名とで載せていただきました。雨天で遠方を眺望することはできませんでしたが、眼下に広がる初めて見る景色に、全員で子どもに戻ったような歓声を上げ楽しませていただきました。

 観覧車の中には、タブレットで観光情報を見ることができ、飲食ができるテーブルも用意されています。所要時間は12分ですが、いろいろな楽しみ方をすることができます。夜間は観覧車そのものがイルミネーション機能を持つため、遠方からも楽しめる地域の新しいランドマークとなることは間違いありません。

(大観覧車スカイビュー)


(あいさつされる、NEXCO中日本社長様)


(命名者の表彰式と記念品贈呈)


(ゴンドラの中には、観光情報が表示されるタブレットとテーブルが設置されている)


(眼下の富士川と東名高速富士川橋だが、あいにくの雨で遠くは見えず)

 

 最後は、「富士山の日」フェスタ2017です。

 このフェスタは富士山が世界遺産に登録されたことから、毎年、静岡県と山梨県が交互に会場を移して開催され、それぞれの県・県議会と市町の首長、観光関係や富士山にまつわる様々な関係者が出席します。また来賓には、静岡市に所縁のある「NPO法人富士山を世界遺産にする国民会議」理事長で元文科大臣の遠山敦子氏を迎え、祝辞をいただきました。

(オープニングセレモニー)


(パネルディスカッション)


(説明パネルから)


 

 富士山世界遺産は、「信仰の対象と芸術の源泉」と称されるように文化遺産としての根拠がその表現に集約されています。この文化価値をどのように発信していくか、また保存管理のあり方もユネスコの調査諮問機関であるイコモスから指摘されている課題でもあります。最近では、適切な登山者数管理なども議論されていることが報道されています。これは、文化遺産とはいえ、自然環境保全も配慮することを意味しています。

 世界遺産に登録されたことで終わるのではなく、世界遺産であり続けるための課題に取り組まねばなりません。その意味では、このようなフェスタを毎年実施することでその時々の課題や取り組み状況を多くの関係者が共有できる場となります。

 今年のフェスタでは、静岡県の取り組みとしては、「ふじのくにづくり キッズ・スタディ・プログラム」と称して、静岡県と宮城県の小学生の間で、ICTを活用した同じテーマで富士山について学習し発見を共有する取り組みが紹介されました。

 山梨県では、富士山世界遺産の構成資産をつないだ巡礼路等を活用した新たな富士山観光を推進するための、「リバース!富士講プロジェクト」が紹介されました。

 先ほども触れましたが、文化的価値の発信は大きな課題です。その発信機能を担う「世界遺産センター」は両県に一つずつ設置され、山梨県では昨年6月に開館し、静岡県は今年12月に富士宮市内に開館予定です。両施設の連携によりそれぞれの施設が所有する研究・調査の成果が共有され、新たな発見につながることが期待されます。

 静岡県の富士山世界遺産センターのコンセプトは、「守る」、「伝える」、「交わる」、「究める」です。「究める」ための研究者は5名で、学問としては、環境考古学、景観論、日本および東アジアの美術史・文化史、日本中世史、社会史、日本列島の人類学、環境人文学、日本近世文学、和歌文学などを専攻する方々です。5名のうち1名以外は県外者で、富士山の第一級の研究者ばかりです。

 私達は地元に住む立場から、富士山のことはなんでも知っていると考えがちですが、決してそうではありません。世界遺産センターが今後発信する研究成果などは、地元民にとっても大きな刺激となり、なお一層の富士山への誇りを持つことになるでしょう。新たな富士山への誇りを感じることで、地元から外に向かって発信する機会が増えることに期待がかかります。ここに住む子ども達が富士山や地元にもっと関心を持ち、広く世界に発信することが地域の未来をつくることにつながるといいます。

 キーワードは、「外部からの刺激」と「子ども達」です。

 本県の世界遺産センターは、奇抜なデザインに目が向きがちですが、それ以上にここを拠点としての研究と情報の発信という機能に注目してきたいと思います。

 

 パフォーマンスとして、静岡県舞台芸術センター(SPAC)による、竹取物語「かぐや姫・霊峰に帰る」が上映されました。よく知られている竹取物語では、「かぐや姫は月に帰る」ですが、私の地元富士市比奈に伝わる竹取物語は、「富士山に帰る」です。

(竹取物語「かぐや姫・霊峰に帰る」。一般的には月へ帰るが静岡バージョンで)




 紹介の中では、私の地元のことにも触れていただきました。かねてより、富士市比奈の竹取物語を世に伝えていきたい想いがここで実現できたことは、大変光栄な出来事でした。「外からの刺激」を受けた今、今度は地元の子ども達にこの出来事を伝えていきたいと思います。

(「富士山の日」フェスタ2017が終わる頃には、清水港の向こうに雪をかぶった富士山が)



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