令和5年4月28日(金)
新たな体制に向けた県議会の動きはこれまでのブログでお伝えしたとおりですが、地元の皆さんから寄せられる意見や要望について、現場に出かけてお話をお聞きする機会が増えています。
先日行われた富士市議会議員選挙では、私の住む地域からは4年前同様に立候補者が出ず、8年間空き状態となることが決定しました。広く考えれば32人の市議会議員のどなたかが私の地元にも関与していただけることは理解していますが、住民の中には、顔の見える議員ということなのか、幸いにも私にお声がけいただくことは少なくありません。
住民の皆さんは、市議会議員や県議会議員の区別をしているのでしょうが、近くにいる議員という親しみやすさがあるのでしょうか、市所管か県所管かの区別に関係なく相談を求めてくることは、自然なことかもしれません。
私自身は、市議会議員の経験もあるので、どのような相談にも乗れる自負があり、「どぶ板」と言われることも大事な地域の課題として受け止め、関係する市や県の窓口に足を運び繋げています。


(県道沿いの側溝に落下した歩行者がいたというので現地へ急行)
私は「どぶ板」の仕事は、自身にとって大切な仕事と考えています。どこの所管かは関係なく、住民と直接接する良い機会となるからです。依頼者の要望内容だけでなく、世間話などを通じて地域の情報を得ることができるからです。
県政報告会や行政担当者が参加する説明会などでは、その場の雰囲気と限られた時間の中で必要最低限の情報しか得ることができませんが、「どぶ板」の現場では開放感もあって、会話が弾むことが少なくありません。
また、この機会を通じて、話題に関連する県政の動向なども伝えることができ、またとないチャンスと考えています。
先日の例では、住民から寄せられた情報を元に行政機関に相談し、担当者が現地調査を行った結果、想定外の課題も見つかりました。このように住民の生の声に耳を傾けたことがきっかけで、重要な情報となるケースも少なくありません。
私たちの仕事は型にはまるだけでは県民の付託に応えることができません。身近な県政・県議会と感じていただけるよう、「どぶ板」も利用していこうと思います。
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