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鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

秋の行楽シーズンを迎えて

2024年09月26日 | 議会活動
令和6年9月26日(木)

 秋の行楽シーズンを迎え、各地では多くの人で賑わっているのではと推察しています。9月は3連休が2回、10月は1回あり、シルバーウィークとしては短いようにも感じますが、3連休を有効に使って楽しむ計画を立てている方は多いのではないでしょうか。

 令和2年頃からまん延した新型コロナウイルス感染症の影響により、観光県である本県は観光産業に大きな影響が出ました。しかし、感染症法上の分類が5類へ移行した後は、その厳しい状況から脱し、県内各地には多くの観光客が訪れています。
 特に、伊豆や東部地域には全観光交流客の半数以上が訪れており、富士山や温泉などの観光資源がその理由かと思われます。

 県は令和5年度(令和5年4月1日から令和6年3月31日まで)の静岡県観光交流の動向を取りまとめ公表しました。その中から観光レクリエーション客数の動向について触れてみたいと思います。

 本県の令和5年度の観光レクリエーション客数は、1億2,093万人で前年度と比べ、1,360万人増えています。①「学ぶ」(見る・体験する)、②「遊ぶ」(楽しむ・リフレッシュする)、③「触れ合う」(交流する)の3分類で比較すると、それぞれの構成比は、「遊ぶ」48.7%、「学ぶ」32.4%、「触れ合う」18.9%の順となっています。

①「学ぶ」の内訳は、文化・歴史が56.7%、自然が25.7%、産業観光17.6%。
②「遊ぶ」は、買い物が56.3%、スポーツ・レクリエーションが34%、温泉が9.7%。
③「触れ合う」は、イベントが53.2%、季節行楽・行事が46.8%などとなっています。

 「学ぶ」のうち、自然における客数の上位は、河川景観、自然学習・体験施設が100万人を超え、富士登山17万5千人でした。
 文化・歴史では、神社・仏閣が920万人、博物館360万人、動・植物園300万人。産業観光では、観光農林業が130万人となっています。

 「遊ぶ」のうち、買い物ではショッピング店・ショッピング街が1,660万人、複合商業施設1,230万人。スポーツ・レクリエーション施設では、ゴルフ場が370万人、公園298万人、レジャーランド・テーマパーク264万人、プール施設133万人。温泉入浴施設は、556万人となっています。

 
 「触れ合う」のうち、イベントではスポーツ観戦が256万人、音楽・演劇鑑賞が145万人などとなっています。

 旅行客の居住地は、県内が40.2%、関東が35.4%、中部が15.%となっており、前回の調査と比べ県外からの来訪者が増えています。
 リピーターに関しては、4回以上が53.1%、1回が26.6%、2回が12.4%などとなっています。県外からの来訪者に限ると、20回以上が26.3%、10~19回が20.2%、5~9回が18.9回の順位となっています。

 これらの調査は、それぞれに地域、市町ごとのデータもあり、地域の特性により状況は異なります。
 私はゴルフをやらないのですが、改めてプレーヤーから注目される地域ということがわかりました。かつて、静岡空港の活性化において、近隣諸国から就航している航空会社とゴルフ客をターゲットにした旅行商品が話題になった記憶があります。

 県内主要行祭事の状況では、浜松まつりが255万人で1位、私の地元富士市では、毘沙門天大祭が4位で25万人、6位に吉原祇園祭が20万人でした。

 県内観光状況を掘り下げてみると、富士山と温泉以外にも関心の高い観光資源が多くあり、更なる活用に向けて取り組んでいきたいと思います。
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