令和5年9月27日(水)
静岡県議会9月定例会の代表質問が始まりました。今定例会では、代表質問と一般質問で16人の質問者が登壇し10月2日まで続きます。その後は一旦休会した後、常任委員会での審議が始まり、13日が閉会となります。
昨日はその初日で、私が所属する会派ともう一会派がそれぞれ午前午後に分けて各会派を代表し質問を行いました。
今日はもう一会派が代表質問を行い、それ以降は一般質問となり、各議員が県政の喫緊の課題と受け止める諸課題について、当局を質すことになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/1d/d2ec7029913e44d543d819434731bcbf.jpg)
(9月定例会代表質問始まる)
感染症の影響から解き放たれ、議場内も傍聴席もコロナ禍以前に戻りました。特に傍聴者は一時期ゼロの時もありましたが、昨日は質問者の支持者と思われる50人もの傍聴者が訪れました。議長席から見える景色は、議員席から見る景色とは大きく異なり、副議長として二回目の定例会を迎え、少し余裕も出てきたように感じます。
しかし、それも一瞬で、登壇者と当局の熱戦においては、答弁などが生じないか、それぞれの発言に耳を傾け、気を抜くことはありません。この緊張感が少しずつ心地よくなっています。
さて、代表質問の様子ですが、代表質問の華である「知事の政治姿勢」において、今定例会にも上程された知事の不適切発言に対する「給与の減額条例案」を巡り、知事の責任や進退について論戦がありました。質問者は、知事に対する「辞職勧告」や「不信任案」を提出してきた立場から、その後の経緯や知事の心情の変化などを質し、質問者から唯一の責任の取り方は「辞職」を求めることと強く非難しました。
この課題につては、今後の一般質問でも取り上げる議員がいて、更なる熱戦が予想されます。
その他には、来年度以降の本県の防災対策に関する財源確保として導入している法人事業税の超過課税に対する方針や、リニア中央新幹線建設に関するトンネル掘削土の処理に係るJR東海および静岡市との調整について、女性が働きやすい職場づくり、産前からの親準備教育の推進、時流を捉えた観光誘客、介護人材の確保・定着、農業の新たな担い手確保、スタートアップ支援戦略、水災害対策、学校教育のデジタル化、警察官の不祥事対策など、県政の多岐にわたる課題が取り上げられました。
今日は、代表質問およびその後に続く一般質問全てを、私が議長席にて議事進行を務めることになっており、気を抜くことができません。