鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

議員の不祥事を他山の石として

2023年09月10日 | 議会活動
令和5年9月10日(日)

 有権者の負託を受けて政治に関わる議員の1人として、戒めの思いで記事を書きたいと思います。

 このところ、マスコミの記事を賑わしている中に、議員の不祥事が目に付きます。国会議員や地方議員の区別なく、有権者にとっては自分たちが選んだ政治家が期待を裏切るような行動に憤慨していることに同じ議員として慚愧に堪えません。

 国が今後の重要な施策を示し、地方もそれに応じて取組始めたグリーントランスフォーメーション(GX)は、脱炭素社会に向けた取り組みを指し、カーボンニュートラル実現のため、地球温暖化による気候変動や異常気象の加速を抑えることを目的としています。 国はカーボンニュートラルの実現を2050年までの目標としています。
 静岡県もこれに応じて、2050年までにカーボンニュートラルを実現するため、県民や民間企業に理解と協力を求め、その実現に向けて取り組んでいます。この実現には、新たな技術の導入や生活スタイルの見直しなど、県民や企業に対して相応の負担をお願いしていかねばなりません。
 今問題となっている風力発電を巡る国会議員の受託収賄容疑事件は、国を挙げての大きな課題にブレーキをかけるような重大な問題であり、決してあってはならないことです。

 本県議会でも無免許運転を繰り返した新人議員に対し、県民から辞職を求める請願が提出され、間もなく開会される県議会9月定例会でもこの請願の審査を行い、辞職勧告に向けた動きもありました。
 結果としては、本人が辞職願を議長に提出し、9月定例会の前に決着することにはなりましたが、この事案が発覚した8月上旬からの1か月間は、その事実確認などで正副議長や各会派代表および多くの議会事務局関係者が奔走し、議会に混乱を招く結果となりました。また、多くの方から様々なご意見を寄せていただき、大変申し訳なく思っています。

 議員の不祥事に対しての世論の反応には、「またか」という思いが多数あり、政治不信につながっています。有権者の信頼を失いそれを挽回するためには容易なことではありません。これを「他山の石」として綱紀粛正に努めていきたいと思います。
コメント
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