鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

県議会9月定例会補正予算から

2023年09月17日 | 議会活動
令和5年9月17日(日)

 今週から始まる静岡県議会9月定例会に上程される議案から、昨日報告した災害関連以外の、中小企業の省エネ設備導入支援、県内スタートアップの創出・育成、基幹農業用水利施設の省エネ化、地域がん診療連携拠点病院の運営費助成、健康福祉交流プラザの指定管理、私立幼稚園の登園時補助員の配置支援などについてお伝えします。

 中小企業等の脱炭素経営への転換の促進については、省エネ設備導入経費に対する助成で、県内で事業活動を行う個人事業者が省エネ効果5%以上の省エネルギー設備・機器導入に補助するもので、既にある事業に増額を行うものです。

 私立幼稚園等教育支援体制整備事業費助成は、担任教員等の業務負担を軽減し園務の平準化を図るため、朝の登園時の補助員配置等を行う私立幼稚園に対して助成するものです。昨今、幼稚園児等の送迎児における車両内への置き去り事故などを受けて、その防止策を促すものです。

 病床機能再編支援事業費助成は、地域医療構想の実現に向けた病床数の適正化のため、一般病床または療養病床の削減を行う病院または診療所に対して給付金を支給するものです。令和5年度の削減目標は81床となっています。
 地域医療構想では、2025年に必要な病床数が示されています。2022年と2025年の区分ごとの病床数目標は、高度急性期5056床を3160床、急性期11228床を9084床、回復期4653床を8903床、慢性期7392床を6437床となっています。各期の必要量の試算根拠などは、今定例会で確認していきたいと思います。

 がん総合対策推進事業費は、がん診療拠点病院等の機能強化に係る運営費助成で、都道府県がん診療連携拠点病院や地域がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院などが対象で、今回は地域がん診療連携拠点病院が9病院から新規に2病院(富士市立中央病院と中東遠総合医療センター)が追加となり、その分が補正追加となりました。

 その他にも補正が上程されており、常任委員会などでの審議結果として経過報告をさせていただきます。
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