老人2割が7種類以上の薬処方、71歳未満は1割 (朝日新聞) - goo ニュース
お年寄りは、合併症を抱えていることが多いから、一般的に若年齢層に比べれば多剤投与傾向となるのはやむをえないのであるが、腑に落ちないのは、どんな患者さんでも、どんな疾患でも、常態として多剤処方をする医者が野放しにされていること である。
一見、同じ疾患でも、たとえば風邪でも、A医師にかかればせいぜい3~4種類の処方で済むのに、B医師だとその倍、7~8種類の処方は当り前! のような医者がいる。
たまたまその医者の診察日、診察時間に受診したのが運のツキ、みたいで、内心、「あぁ、可哀想に・・・」と思ってしまう。ましてや薬嫌いの患者さんだったりすると、なおさらだ。
だいたい、そういう医者の処方って慢性疾患であっても、胃薬や、本当に効果があるかどうか疑わしいような薬や、ビタミン剤に近いものなどの処方が多い。そういう薬って、古くからあって、たいして副作用らしき報告も少なく、添付文書にはそれなりの薬効が書いてあるのだが、医療従事者仲間では、どこまで効果があるんだか甚だギモン!、っていうような薬である。
具体名を挙げるのがはばかられるのだが、そのような薬を整理するだけでも、2~3種は減らすことは容易で、その気さえあれば、いつでも可能 な感じがする。
そのテの薬は、海外で使われていることは珍しく、先進国ではまず使われていない。当然、エッセンシャルドラッグでもない。厚労省が「医薬品再評価」等で、保険薬から削除してくれても患者さんの健康には影響は少ないと思う。影響があるとすれば、それらの薬が良く効くと思っている医者の意識に与える影響が大きく、これまでの処方(薬の選択、治療方針)を否定されるような感じを受けるので、大きな抵抗が来るように思う。
こういう多剤処方が当り前のような医者の認識や行動にメスが入れば、かなり救われる患者が出て、経済的にも負担が減るだろう。それによって大打撃を受けるメーカーも出るだろうから、産業振興の側面を考えると、厚労省も踏み込みにくいのだろうか
お年寄りは、合併症を抱えていることが多いから、一般的に若年齢層に比べれば多剤投与傾向となるのはやむをえないのであるが、腑に落ちないのは、どんな患者さんでも、どんな疾患でも、常態として多剤処方をする医者が野放しにされていること である。
一見、同じ疾患でも、たとえば風邪でも、A医師にかかればせいぜい3~4種類の処方で済むのに、B医師だとその倍、7~8種類の処方は当り前! のような医者がいる。
たまたまその医者の診察日、診察時間に受診したのが運のツキ、みたいで、内心、「あぁ、可哀想に・・・」と思ってしまう。ましてや薬嫌いの患者さんだったりすると、なおさらだ。
だいたい、そういう医者の処方って慢性疾患であっても、胃薬や、本当に効果があるかどうか疑わしいような薬や、ビタミン剤に近いものなどの処方が多い。そういう薬って、古くからあって、たいして副作用らしき報告も少なく、添付文書にはそれなりの薬効が書いてあるのだが、医療従事者仲間では、どこまで効果があるんだか甚だギモン!、っていうような薬である。
具体名を挙げるのがはばかられるのだが、そのような薬を整理するだけでも、2~3種は減らすことは容易で、その気さえあれば、いつでも可能 な感じがする。
そのテの薬は、海外で使われていることは珍しく、先進国ではまず使われていない。当然、エッセンシャルドラッグでもない。厚労省が「医薬品再評価」等で、保険薬から削除してくれても患者さんの健康には影響は少ないと思う。影響があるとすれば、それらの薬が良く効くと思っている医者の意識に与える影響が大きく、これまでの処方(薬の選択、治療方針)を否定されるような感じを受けるので、大きな抵抗が来るように思う。
こういう多剤処方が当り前のような医者の認識や行動にメスが入れば、かなり救われる患者が出て、経済的にも負担が減るだろう。それによって大打撃を受けるメーカーも出るだろうから、産業振興の側面を考えると、厚労省も踏み込みにくいのだろうか
そういう意味では薬剤師も多罪なのかという気もします。リスクマネジメント委員会いうのも発足したので、そこでしっかりと発現していきたいですね。
まず飲み忘れの多い薬。たとえば沢山余っている薬。きちんと飲んでいれば、手元にほとんどないはずなのに、溜まりに溜まって持っているケース。
体調との相談にもなりますが、1日3回飲むのを2回にするとか、患者さんから打診してみるか、照会してみる。
あと胃薬。処方がある以上、胃薬は必須であるかのように、処方されているケース。患者さんが必要性を感じていなければ、減らすことは可能。
あとは、戦略的にある薬剤にターゲットを絞って減らすこと。
主治医も、種類を減らすことに積極的になってくれるとやりやすい。多剤好きの医者の場合、疾病によっては、主治医変更、転医ということもある・・・。