新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ニワウメ:庭梅(古代は色褪せの色?)

2009-04-08 06:53:44 | 植物観察1日1題

庭園にニワウメ:庭梅(バラ科サクラ属)が咲いています。中国原産で日本には古くから日本に渡来しています。高さ1.5m内外の落葉低木で、多く分枝します。
和名は、庭に植え、梅のような花をつけることからいい、コウメ(小梅)の別名もあります。
花は春、葉より早くまたは同時に開き、径13mmくらい、淡紅色から白色の5弁で、枝いっぱいにつきます。写真は改良種なのか少し紅色が強いようです。
7月暗赤色に熟し生で食べられます。また核は郁李子といい漢方薬になります。
万葉集四-0657の「思もはじと言ひてしものをはねず色のうつろひやすき我が心かも」の
“はねず(朱華)”はこのニワウメではないかといわれていて、はねず色は白色を帯びた紅色とされています。はねず色に染められた布は色褪せし易かったようです。