キャラボク:伽羅木(イチイ科イチイ属)は、イチイの変種で本州の日本海側に多く、中でも天然記念物になっている大山山頂付近の群落は有名です。
葉がらせん状に密生する常緑の低木で庭木や生垣にも用いられます。
伽羅は梵語の多伽羅の略で最高の香木とされ、転じて善いものをほめていう言葉となっていますが、この木の和名の伽羅木は、木の材を、香料をとるトウダイグサ科の伽羅樹に見立てたものといわれ、ことさら香りがよいということではなさそうです。
今の時期葉の腋に小さい花をつけています。雌雄異株、写真は雄花で淡黄色、雌花は緑色の鱗片に包まれた胚珠が1個あります。