新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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フデリンドウ:筆竜胆(筆の穂先の)

2009-04-20 18:59:51 | 植物観察1日1題

山道を歩いていて、思いがけない場所に、予期していなかった花を見かけるのは楽しいことです。
高槻北部の山道を歩いていて、落ち葉の間に、そこだけ明るくなっているようにフデリンドウ:筆竜胆(リンドウ科リンドウ属)が咲いているのに出会ったときもそんな気持ちでした。
茎の先につく蕾の形が筆の穂先に似ているのでこの名があるフデリンドウは、山野の日当たりのよいところに生える高さ6~9cmの2年草で、根生葉は短くロゼット状にはなりません。
茎の先に数個集まってつく花は、青紫で、花冠は長さ2~2.5cmの鐘形で、先は5裂し、裂片の間には副片があります。
よく似たのにハルリンドウがありますが、フデリンドウにない大きい根生葉を持つこと、フデリンドウのほうが花冠が少し小さく、とくに副片が小さいことで区別されます。