![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e6/37de83bfb8ac897ed38b374febd1782e.jpg)
3泊4日道東の旅を終えて帰りました。バス2時間で走っては15分の見物の繰り返しで、季節的な関係もあり、植物との出会いは乏しい旅でした。
少ない出会いの中で、うれしい収穫は、野付半島トドワラで見たアツケシソウ:厚岸草(アカザ科アツケシソウ属)でした。
北海道の厚岸町で発見されたのでこの名があり、ハママツ、ヤチサンゴの別名もあります。
海水をかぶるような砂地に生える高さ10~35cmの1年草で、枝は対生し、茎も枝も緑色、肉厚で節が多く、葉は鱗片状に退化しています。茎も葉もなめると塩辛いそうです。
8~9月、枝の先が棍棒状にふくれ、上部の節にごく小さい花を3個つけます。
秋には全体が紅紫色になり浜辺を美しくいろどります。
観光ポスターで見た網走熊取湖畔一面を真っ赤に染めるアツケシソウにはとても及びませんが、せわしないツアーのなかで、赤く色づいたアツケシソウに近寄れたのは満足でした。