新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

白い化粧で梅雨明ける:ハンゲショウ 

2005-07-25 06:17:44 | 植物観察1日1題
水辺に涼しげだったハンゲショウ(半夏生、半化粧)も、梅雨明けの強い太陽を浴びていささかげんなりとしている様子です。片白草、三白草とも呼ばれるハンゲショウ(ドクダミ科)は、日当たりのよい水辺に生える多年草で、高さ60~90cmになります。基部が心臓形で先のやや尖った長卵型の葉を互生し、表面に5本の葉脈が見え、淡緑色ですが、夏期になると先端のほうの葉の基部から白くなります。花は穂状の総状花で多くの小さい花をつけます。
葉が3枚白くなれば梅雨が明けるとも言われるこのハンゲショウの名は、暦の半夏生のころ葉が白くなるからとか、葉の半分が化粧されるからなどといわれています。
マタタビ(6月11日の記事参照)と同じように、地味な花をカバーする為、葉の色を目立たせて虫を誘う戦略をとっているのでしょう。

(7月23日の記事中、夏の茶席を風呂としたのは、風炉の誤りでした。お詫びして訂正します)