簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

碧い海に沿って 五能線 (JR全線乗潰しの旅)

2012-08-31 | Weblog
 翌日、雨はあがっていた。
あきた白神を8時39分の弘前行きに乗る。
 東能代始発のこの列車は、五能線を通しで行く唯一の普通列車である。
五能線内の各駅に停車して川部からは奥羽本線に入り、弘前までを4時間
半もかけて結んでいる。



 車窓左手には、大海原が広がっている。
昨日とは打って変わったように海は碧く輝いている。
砕け散る波の白さと碧い海とのコントラストが美しい。
空には、少し灰色がかった雲も多いが、それでもその隙間から青い空を
見ることもでき、もう雨の心配はなさそうだ。
遠くの水平線が、緩く弧を描いて見える。



 海岸に林立する奇岩怪石が、まるで城塞(館)のように見えることから名
付けられたところが岩館。駅からその岩館海岸までは、徒歩10分ほどだ。



 駅の近くには小さな集落が広がり、周りには豊かに実った田畑もある。
厳しい地勢の中でも、普通に生活が営まれている様子が窺える。



 岩舘の10キロ余り先が大間越、更に白神岳登山口、松神と駅々が続く。
これらの駅間では、白神山地が海に落ち込む海岸線の僅かばかりの平地
を国道101号線と分け合って絡まるように進んで行く。
そのためか鉄路も道路も、曲りくねった海岸線に忠実に沿っている。
 

 
 白神岳登山口では白神岳を目指すのか、登山者がたった一人、無人の
駅に降りて行った。



 リゾートしらかみ号は、これら海岸線の絶景ポイントでは減速運転の
サービスも有るらしい。
  


 十二湖駅には30分余りで到着する。
ここは白神山中のブナの自然林と十二湖を巡る散策の玄関口で、駅には
産直コーナーも併設されている。
 


 その拠点「森の物産館・キョロロ」までは、列車に接続したバスが駅前から
運行されている。(続)



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