簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

八森いさりび温泉 (JR全線乗潰しの旅)

2012-08-29 | Weblog
 ホームには、“くまげら”編成の列車を模した待合室や、五能線の起点駅
標識などが有り、旅情を掻き立てる。
ここ東能代は、五能線の起点駅、16時30分に発つ深浦行きに乗車する。





 次の能代は「バスケの町」として知られたところ、ホームにはバスケットの
ゴールが有り、シュートにチャレンジ出来るが停車時間が短いのでお預けだ。
 30分ほどで車窓から海が見えた。
五能線は、ここ八森辺りからこの先の鰺ケ沢まで、約80キロ余りを、海岸線の
出入りに忠実に沿って、海に抱かれるように走る。



 この日、お昼前から雨になった。強い風に煽られて激しい雨が車窓を
叩いている。海も荒れ模様で、沖の方から白波が不規則に、切れ目も
無く打ち寄せて来る。
 波は砂を巻き上げているのか、所々で海水が土色に濁っている。
岸辺の岩礁に叩き付けられた波が砕け、強風にあおられて、波しぶきが
激しく舞い上がる。今夜半まで、こんな天気が続くと言う。



 あきた白神までは、40分ほどだ。
今晩の宿「八森いさりび温泉・ハタハタ館」はこの駅のすぐ前、跨線橋を
渡り道路を超えればすぐのところに有る。



 この宿の売りは、何と言っても雄大な日本海の眺め。
特に夕暮れ時、海に沈む太陽を眺めながらの入浴は最高で、ハタハタ漁の
舟を模した木造りの露天風呂・舟風呂が雰囲気を演出してくれる、が今日は
生憎の雨、海も空も灰色に重く沈み渾然一体となっている。
 今夕の日没は望めそうにもない。



 ここ宿のある八森沖は、白神山地から流れ込むミネラルたっぷりの水で
豊かな漁場が広がり、ハタハタの宝庫と成っている。
レストランでは、夕食時こんな名物も味わう事が出来るらしい。(続)




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