簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

本州最南端・潮岬(JR乗り潰しの旅・紀勢本線)

2017-05-03 | Weblog
 紀伊山地から延びた陸地が、半島となって太平洋に突き出し、海に激しく落ち込
む潮岬半島の突端が潮岬である。
本州最南端の地で、東京都の八丈島とほぼ同じ緯度に位置している。
ここは、台風の進路予想などではお馴染みの場所だ。
「台風〇号は、潮岬の沖合〇キロ付近を、北北東に向けて・・」などと良く耳にする。



 その岬の先端には「望楼の芝」と呼ばれる広大な芝生広場が広がっている。
むかし日清戦争を受けて海軍が造った物見櫓の遺構が残されているだけに、太平
洋が遥か彼方まで何も遮るものもなく見通せる場所になっている。



 近くの潮岬観光タワーは、7階建ての円柱形をした建物で、エレベーターで昇る
海抜100mの展望台からは、地球の丸さが実感できる眺望が楽しめる。
又反対側に目を転じれば、世界遺産・那智の山並みまでが見渡せる。
ここでは300円を払って入場すると「本州最南端訪問証明書」を発行してくれる。







 また、この施設に併設されたオーシャンビューのレストランでは、串本沖で獲れた
新鮮な魚介料理のほか、近畿大学が完全養殖に成功したマグロが「近大マグロ」の
ブランド名で提供されていて、安価に食べることが出来る。



 ここから800mほど西に行くと「日本の灯台50選」にも選ばれている、白亜の潮岬
灯台が30mの断崖上に建っていて、内部は有料で公開されている。
現在の石造り灯台に成ったのは明治11年と言うから、ゆうに100年以上もの間、海
上交通の要衝を行く船舶を照らし続けていることに成る。(続)

ホームページ 「風と雲に誘われて」 表紙の写真を更新しました。




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