簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

八幡の町 (四国遍路の旅・高野山編)

2015-10-12 | Weblog


 左手から京阪電車の本線が近付き、その鉄橋と国道の石清水大橋、淀
川御幸橋の三本が並ぶようにして宇治川を渡ると、右手が「背割堤」と呼
ばれる桜の名所で、1.4キロの堤に植えられた249本のソメイヨシノが咲く頃
は大勢の花見客で賑わうとか。



 続いて道なりに、木津川御幸橋を渡る。
物の本では、多くは右手前方に見える男山に鎮座する「石清水八幡宮」を
「東高野街道」の起点としているが、中にはこの橋を起点と記しているもの
もあるようだ。



 橋を渡り終えると道端には、「東高野街道」と言う道標も現れて来るから、
まあこの辺りが街道の起点であることには間違いがなさそうだ。



 八幡科手の交差点を超えると、道は緩やかに八幡の町に向けて下り、京
阪本線の線路を超えると右手に八幡市駅が見えて来る。
その向かいに町内で唯一つの旅館が、駅前ロータリーに面して建っている。



 昔からの旅館らしく、「高野街道」歩きの計画時、この界隈での宿泊施設
を町の観光案内所に訪ねるとここを紹介してくれた。
『おばあちゃん一人でやっているので、食事は出来ませんが宿泊だけなら
可能です。』と告げた後、『アッ!それから・・・おばあちゃん、午前中病院に
行っているみたいだから、連絡が取れないかもしれませんよ』と、親切に付け
加えてくれた。



 そんな旅館に泊まってみたい気もしたが、結局宿泊場所は京阪を利用し
て「高野街道」から外れ、沿線のビジネスホテルを利用した。
そんな駅前の老舗旅館を横目に、そのまま進めば石清水八幡宮・頓宮殿
の森が広がり、その脇がそのまま「東高野街道」へと続いて行く。(続)




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