簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

東高野街道(四国遍路の旅・高野山編)

2015-10-26 | Weblog
 雨が降っている。
予報によるとこの雨は終日降り続き、所によって雷、荒れた日になると言う。
四国遍路で雨にたたられた記憶は二回ほどある。
勿論、局地的、一時的にパラパラと降られたことは何度も有ったが、終日
の雨と言うのは珍しく、比較的天候には恵まれながら昨年秋に結願を迎
えていた。



 ここに来ての雨、少し残念ではあるが、天気ばかりはどうすることも出来ず、
京阪の八幡市駅前で雨具を付け、いよいよここから「東高野街道」歩きが始
まる。



 この街道は、京都府八幡市の石清水八幡宮から始まり(八幡市の木津川
に架かる御幸橋と書かれたものもある)、洞ヶ峠を経て、生駒山地西麓の藤
井寺や富田林を通り、河内長野で大阪市堺から発する西高野街道と合流す
る。



 河内長野から先は一本の「高野街道」となり街道中の難所紀見峠を越え、
橋本から九度山を経て高野山に至る。
山城と河内を結ぶこの間56キロメートルほどの街道は、古より開けた信仰
の道でもある。



 古代の南海道を受け継いだと言われる古道で、平安時代には駅が設置さ
れ、河内の国府と京の都を結ぶ重要な官道であったが、仏教信仰が盛んに
なるにつけ、次第に高野山を目指す信仰の道としての性格が強くなっていっ
たらしい。



 この旅の道標はネットでどうにか探し見つけた大まかな地図だけである。
こんな簡単な地図だけが頼りで、街道を上手く進めるか全く自信が無い。
しかしそんな心配は、いくらも歩かないうちに払拭されることになる。(続)



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