簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

男山ケーブル(四国遍路の旅・高野山編)

2015-10-16 | Weblog
 目の前にぶら下がった「走井餅」と「ういろう」をたのしみに・・・、京都から
ひたすら鳥羽街道を歩き、宇治川と木津川を渡り、石清水八幡宮の有る八
幡を目指し、ようやく東高野街道に入ってきた。



 しかし、「走井餅」は思いが叶ったものの、「ういろう」は売り切れで食べそ
こなってしまった。
何となく満たされず、重い足を引きずりながら、男山山頂にある石清水八幡
宮に向かうのである。
とは言え、さすがにここに来ての山登りは辛く、ここは無難に駅前から出る
ケーブルを利用する。日暮れの近いことを口実にして・・・。



 男山ケーブルは、京阪の八幡市駅に隣接した八幡市駅から、山上の男山
山上駅との間、400mを結ぶ短い路線である。
定期便は1時間に二本、それ以外に客がいれば運転する不定期便が二本
有るので、15分ごとの運行と言うことに成る。



 駅を出るとすぐ眼下に視界が広がるが、アッと思う間にその先でカーブし
ながら切り通しを進みトンネルに入る。
そこで上り下りの行き違いが行われ、抜けると再び視界が開け、長い橋梁
が待っている。



 ここからは木津川や宇治川、そこに架る京阪の赤いトラスト橋、京滋バイ
パスの高架橋などが一望・・・と思っていると、正面の山に口を開けたトンネ
ルに入ると、そこが終点の山上駅である。



 乗車時間は僅か3分ほどであっという間に山上駅に着いてしまうが、途中
中々に見所の多いケーブルである。

 京阪カラーの車両の内部は、階段上の座席が下向きに設けられている。
トンネル状の山上駅を出るとすぐに橋梁で、視界が開けるので、これは下り
での視界を愉しむ方がよさそうだ。(続)





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コメント
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