簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

術後の生活

2013-09-04 | Weblog
 手術が終わり、再び車椅子で病室に戻る。
左目にはガーゼが当てられ、その上から金属製のプロテクトが当てら
れていて、何とも痛々しい姿だ。



 局所麻酔だから体に変調は無く、足元もしっかりしていて歩行にも不自由
は無い。しいて言えば麻酔のせいか、上下の歯に浮いたような違和感が若
干有るだけだ。何よりも手術の傷口は、腫れぼったさを感じるものの、痛み
はほとんど感じない。

 有り難いことに、術後と言えども、寝たっきりと言うわけでは無く、病室内は
自由に歩き回ることが出来る。
これは全てのことが他人の手を煩わさなくてもいいと言う事でこれは助かる。



 ただ、病室を出る場合は、介護付きの車椅子が規則となっている。
片目による事故防止の処置だと言う。

 しかし、良いこと尽くめとばかりは言えなくて、手術では上膜をはがした後、
網膜を安定させるために眼球内にガスが注入されている。
 このことは大変重要で、注入されたガスは気体であるため、普通の姿勢で
は眼球の上に集まってしまい、これでは、役目を果たせないどころか場合に
よっては再手術も有るらしい。
 そのために術後は、うつぶせの体勢を徹底して保つ必要が有るのだ。



 起きて椅子に座っている時は、首を90度に折り曲げて、項垂れる姿勢を、
これは、食事の時も、歩く時も、テレビを見る時も、トイレでも常にこの姿勢
を取り続けることが大切だ。
優しく声を掛けてくれる看護師さんの顔さえ見ることができないのが悲しい。

 極めつけは、夜寝る体勢も俯せであると言う事。
そのために、専用の補助具も用意されてはいるが、これは想像以上に辛い
姿勢である。(続)(写真はイメージ)




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