酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

役に立たない勉強の勧め

2015-05-22 22:12:35 | Weblog
役に立たない勉強をお勧めします。

「役に立たない」というよりも、「資格や仕事などに直接結びつかない勉強」と言った方が正しいかしら。


この数年、資格をいくつも取りました。
仕事で役立つかもしれないと思うとやり甲斐がありますし、自信にもなります。
今は無縁だったとしても先々役立つかもしれません。
ですから、資格は大切です。

でも、資格や仕事と関係ない勉強もまた役に立ち、面白いのです。

私が放送大学で学んだものは、仕事には役に立たないだろうものばかりです。
教養学部なので英語、数学、心理学など幅広く学びますが、今さら英語を学んでも仕事で役に立つ局面はありませんし、数学だって今さら微積を学んでも役立つはずはありません。

でも、そういった直接役立ちそうもない勉強が実に楽しいし、また意外なことに役に立ちそうなのです。

例えば心理学の基礎、ストレスの対処、生活におけるリスク管理、コンピューターグラフィックの基礎など、およそ仕事にも実生活にも私には不要と思われるものが、楽しいだけではなく役にも立ちそうなのです。
もちろん間接的ですし、学んだ知識のごく一部が役に立つことがあるかないかという程度ですから、役に立つことを期待して学びたいのならもっと実践的な学習の場の方がいいでしょう。
たとえば料理教室とか英会話学校とか資格試験とかの方がはるかに実践的で実用的です。
でも、生活や仕事とはまったく無関係と思われるものを学ぶのって想像以上に面白いし、視野も広くなります。

今まで、人が勉強していると聞くと「何のため?」と聞いていました。
海外旅行に行きたいから英語を学ぶというのは納得できても、英語の勉強がしたいから学ぶという人の気持ちは理解できませんでした。
でも目的なく学ぶのも面白いし、また学んだ先に新たな楽しみがあるんですね。
(たとえば英字新聞を読めるようになって、違う視点からの報道に接することができたとか)

役に立たない、あるいは役に立つことを期待しない勉強もまた、自分を助けてくれるのかもしれません。

そもそも学ぶこと自体が楽しみなのです。

なんだか面白そうだなと思ったら、ぜひ放送大学などの通信制大学も含めて学ぶことを検討してみて下さい。
人生に新たな色が付きますよ。
コメント
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