穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

歌舞伎のファン

2023-05-28 04:35:31 | 歌舞伎

市川猿之助事件の報道も落ち着いたようだが、かって歌舞伎のファンとはどういう人種なのだろうかと不審に思ったことがある。大体芸能界にはもともと疎いが大体どういうファン層がいるかと言うのは常識で分かる。そしてピント外れのこともない。

あるとき歌舞伎座の近くのレストランで歌舞伎役者の月旦をしている普通の家庭の老婆(60歳前後)がいた。なかなか通を自任している口ぶりだった。チョット違和感があったので聞き耳をたてたので彼女たちは話を中断してしまった。そういうことが二、三回あった。

するっていうと、彼女の自信のある口ぶりからああいう人たちが現代の歌舞伎の通でありファンのコアなのだろう。昔風の私にはアンマッチで意外だった。現代の歌舞伎はああいうおばさんがコアの支持者なのだろう。それ自体、どうでもいいことだが、それに市川猿之助のファンではなかったかもしれないが、歌舞伎界は彼女たちの支持を期待し、組織化、集客努力をしているのか。そうすると、歌舞伎界の先は長くないような気がした。

 

 

 



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