穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

アガサ・クリスティーのベストテン

2016-11-23 22:13:10 | アガサ・クリスティー

さるサイトにファンクラブ投票によるアガサ・クリスティー(以下AC)作品のベストテンが紹介されている。またAC自選のベストテンも紹介されている。 

彼女はミステリーだけでも毎年一冊は発表していたそうである。毎年クリスマス頃に出したらしい。彼女の長い生涯ではおびただしい数になる。商売を当て込んで日本でも翻訳点数が数十冊になっているようだ。ハヤカワのAC文庫なるものがあり、赤い表紙が諸点にずらりと並んでいる。

こう言う物を片っ端から買うファンもいるのだろうが、私は逆にどれを読んだら多少はあたりがくるのか見当がつかないから素通りする。最近は読むミステリーの本も少なくなったので、どれACでも読んでみようかという気をおこしても選択の基準がない。そこでこのサイトのベストテンを見たときに参考になるかとおもった。さてこの二つのベストテン(ファンクラブとAC自選)の一位から四位までは同じである(奇しくも?)。すなわち

一位 そして誰もいなくなった

二位アクロイド殺し

三位オリエント急行の殺人

四位予告殺人

五位以下はばらばらであった。

このうち、「そして誰も、」と「アクロイド」は読んだ記憶はあるのだが内容は覚えていない。「オリエント急行」はたしかテレビで見たような気がする。それで基準点として「そして誰も、、」から始めようかと書店で立ち読みした。例によって解説だけを。赤川次郎氏の解説があるが、この文章は水準以上であった。この人もミステリー作家らしいが彼の本は読んだことがない。ハヤカワのAC文庫の解説は名も知らぬ(私がしらないだけだが)人のくだらない文章が多いので、おやベストテン一位の解説者にはしっかりした人を選ぶのかなと思った。>>

 


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