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ヴォーカル(おやすみ中)、音楽講師、トウリーダーなどなど😊❤️

パンデイロという楽器

2021年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

ブラジル音楽を知ったのは、サンバに使われる楽器(起源はエジプト方面とのこと)パンデイロを買ったのがきっかけでした。
当時確か13〜14年前だったと思うのですが、練馬の音楽教室で子どもたちのピアノの講師をしていて、男の子の生徒が多かったんです。
男の子って、ピアノのレッスン以前にまずじっとしていてもらうことが最初の関門。
子どもって正直だから興味のないことには見向きもしないし、逆に大人が楽しそうに音楽してると真似してどんどん自分から練習するようになります^^
その反応が面白くて勉強になりました。
それで、その男の子たちを黙らせてじっとさせておくには何がいいだろうと石橋楽器へ行って探していたら見つけたのがパンデイロです。
タンバリンに皮が張ってあるもので、見ていたら店員さんが「ブラジルの打楽器でこれひとつでドラムセット分のいろんな音が出せる」と教えてくれて、俄然興味が沸いてその場で購入したのでした。

で、やはりまずは自分が演奏できないとねと思ってネットで教則本を買って、著者の方を探してライブに会いに行って「レッスンしてください」とお願いしたのでした。
ブラジルの楽器だから当然ブラジル音楽を聴く機会も増えて、ブラジル人歌手の情感豊かな声とポルトガル語の響きが大好きになり、夢中になって勉強していたら自然に自分でも演奏するようになってました。その間に2度ほどブラジルへも行ってしまいました。

さて、この自粛期間中に再度パンデイロを学び直そうとレッスンと練習を開始しました。
これまでの奏法を一旦手放して、ひとまず心をニュートラルに基礎から学ぼうと思い、新しく先生のレッスンを週に1度くらいずつ受けながら少しずつ筋肉をつけています。先生は私が生まれる前からパンデイロを演奏しているとのこと!
動画などをみても、ブラジルのパンデイロ奏者ってムキムキの男性が多いのです。
私もこのままムキムキになれるようにガンバる😊

パンデイロソロの練習曲に挑戦中。
楽譜では♩=112という指定速度ですが、やっと♩=70で途中止まりながらやっと最後までいけたところ。
そもそもパンデイロって楽譜にするような楽器ではないので、楽譜通りにできたから合格とは言えず、まずは楽譜にあることを再現して初めてスタートラインに立ったと考えた方がいいかもしれない。
道のり長いですが、できれば自粛中にゴールが少し見えてくることを願いつつ。

打楽器(リズム)の強化は歌にもピアノにも必須だなぁと日々発見ばかり。
すぐに身につくものではないからつい後回しになってしまうけれど、こういう時間があるときに思い切って飛び込むべしですね!

ブラジル音楽のグルーヴ感を意識しながらポップスやスタンダードを歌ってみると見違えるなぁと思う。ブラジル音楽だからというわけではなく、舞曲が全てそうなのかもしれないです。
バッハのパルティータなんかも南アメリカの音楽と同じように小節またいで次の小節に行くところにエネルギーが最大になるように弾くと、自然の法則に沿って音楽が流れていくような気がします。

 


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