「arabindia(アラビンディア)」というCDの10番目に入ってる
ムハンマド・アブドゥアル・ワッハーブさんという人が作った
「Kul da kanlei(クッル ダ カンレイ)」という曲があります。
なんのこっちゃ。だと思うんですけど・・・続けます(笑)
これがものすごい良い曲でね~~
Arabindia(アラビンディア)というのは、
ウード・ヴァイオリン・タブラで編成されたすばらしいグループで、
グループ名がそのままCDタイトルになっている1999年のアルバム。
この曲名「Kul da kanlei」は、日本語にすると
「私の人生に起きたすべてのこと」という意味なんだそうです。
何度も言いますが、哀しくて本当に良い曲でね~
このアラビンディアの演奏が素晴らしすぎるからでもあるんだけれど
感動してしまい
とにかく再現してみたくて、
あわよくば歌詞などどこからか入手できたら(どこから?アラビア語・・・)
歌ってみたいなぁなどと
地味に譜面を作ってました。
で、何回も何回も聴いて覚えようとするんですが、
なぜか頭の中で別の曲に変換されて、そのメロディを口ずさんじゃうんです。
それは、ブラジルの作曲家ジスモンチの「Agua & Vinho(水とワイン)」
おぉこの二つの曲は似てるかも!
発見。
似てないよーという方もたくさんいるでしょうけれど、
「Kul da kanlei」聴いてしばらくすると、「Agua & Vinho」口ずさんでるんだ私。
そういえば、パンデイロって起源はアラブなんだっけ!
繋がってる。
あぁぁうれしくなりました。
だって
ジャズとかクラシックとか聴いて、ブラジル音楽を愛してて、インド・アラブとかそっち系にのめりこんでる私、
「つまみ食いオンナ」呼ばわりされてるんだよ~~~。
強引だけど、これでつまみ食いではないことが証明されました(笑)
世界はひとつだ
ちなみに、「arabindia」のヴァージョンは
このお三方+ピアノの佐藤允彦さんがゲストで入ってます。
だから音程が聴き取れるのかも。
ウードとヴァイオリンだけだったら、音程が繊細すぎて(半音のそのまた半音とか)
たぶん私には聴き分けられない。
こういう繊細な音程が作る柔らかな振動がアラブ音楽の大好きなところなんだけれど、
譜面にしたり再現しようとすると、やはり実用的な平均律なんだなぁ。