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ヴォーカル(おやすみ中)、音楽講師、トウリーダーなどなど😊❤️

1坪の奇跡

2016年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム
吉祥寺にある1坪の和菓子屋さん「小ざさ」さんの二代目、稲垣篤子さんの自伝を読みました。
『1坪の奇跡』
1坪の奇跡―40年以上行列がとぎれない 吉祥寺「小ざさ」味と仕事
稲垣 篤子
ダイヤモンド社

とても有名なお店だそうですがテレビもないので知らなくて、Amazomでおススメに出てきたので読んでみたくなって。
(こういう本がとても多い。Amazonって商売上手。)
小ざささんで作ってらっしゃるのは、羊羹と最中の二つだけ。
羊羹は一日150本を作るのが品質を保つ限度だそうで、この羊羹を求めて40年間早朝いや真夜中から毎日行列ができるのだそうです。
作りたても美味しいけれど、1ヶ月以上熟成させたものもまた深い味わいでとにかく美味しいのだそう。
最中は並ばなくても買えるそうでインターネットで通販もしてる。通販もいいけどとにかく小ざささんに行ってみたくなりました。
1坪の店舗のみで販売して、羊羹と最中で年商3億円というからとてつもない経営者ですね。

創業者であるお父上の教えがまたどれをとってもすごい。
とても厳しいけれど、本当に愛情のある人だというのが伝わってきます。
ものを作ること、働いて生きていくことの本質を熟知している方だなぁと、生活する上での教えをもらった気がしました。

夜中から並ぶ常連さん達が次第に仲良くなり、やがて小ざさ会と呼ばれるようになって温泉へ行ったり旅行に行ったりするようになるなんて何だか素敵。
そして、お店側は
「お客様同士がこのような形で仲良くしていただいているというのは、本当にうれしいことです。
 とはいえ、私どもが『小ざさ会』のみなさんと直接かかわることはありません。
 お客様とは節度をもって接しなければいけない。馴れ馴れしくしてはいけない。だからあんまりお客様に近づきすぎてはいけない、というのが父の教えでした。」
この教えもまた素敵だと思う。

どんなに(お店の面積は)小さな個人店でも社会に対して「お店」という立場でいる場合、
特定の常連さんとだけ馴れ合いになると、空気が澱むということをきちんと分かっているのだなと思った。
目には見えないけれど、他の普通のお客さんからしたら足が遠のくような気持ちの良くない空気が漂ってしまうのでしょう。
この部分がとても響きました。プロフェッショナルだなぁと。
一日150本限定の羊羹、なんと従業員の方も、作っている稲垣さんのご主人でさえも買いたい場合は明け方から店頭に並ぶのだそうです。
どれをとっても清く正しく美しくて、心洗われる。

そういえば、二十歳そこそこの頃大学卒業して一年間だけ洋菓子屋さんで販売をしていたことがあったのでした。
しかも社員として働いていた。(といってもそこは会社じゃなくて普通の個人店で社会保険もなかったんだけど、なぜかオーナーのことを社長と呼んでいたから、私たちは社員だった。)
やっぱり職人さんは厳しくて週に一度の定休日以外は毎日早朝から夜更けまで働いていました。
ものを作り続けていくのって忍耐、それからたゆまぬ努力、向上心のなせる技。すごいことだと思います。
もちろんライブも仕事もそうだし。勇気をもらいました。

稲垣さんはよく自然に触れるようにしているそうです。
羊羹作りは、その日の湿度、温度、気圧、いろんな要素で味が微妙に変わるので自分の感覚を常に研ぎ澄ましていないといけない、
そのためには少しでも自然の中で過ごして、四季折々の移り変わりを感じることがとても大事とのことでした。
とても納得。
1932年生まれの稲垣さん、125歳まで現役でいるとおっしゃっている!
まだ40年もある。どんな羊羹になっていくのだろう。
私も125歳とまではいかなくても、せめて90歳くらいまでは「若い人の役に立ちたい」なんて言わずに、
いつも新しいこと初めて失敗したり成功したり、そしてブラジル行ったりしたいなぁ。


舵輪ライブ&セッションでした。

2016年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム
土曜は舵輪でサンバライブ&セッションでした。
そもそも、この企画は4月ごろから決まっていて、
マスターの井ノ口さんから「8/27はサンバカーニバル夜の部だ!お祭りだからね、みんなでワイワイやるからね。」
という一言が発端。
セッションというのがちょっとしたプレッシャー。
お客さん集まらなかったらどうしよう、、、とか。
でもおかげ様で和やかににぎやかに終了できてとてもありがたく、ほっとしています。
読売カルチャーの女子達がお土産にもってきてくれた可愛らしい色の口紅をつけて、それぞれの演奏者の個性あふれるステージになりました。

演奏してくれた皆様、最初から最後まで聴いてくださった皆様、ふらりと立ち寄って楽しんでくださった皆様、
サンバカーニバルの審査員からかけつけて歌ってくださった沙羅さん、
急きょのお願いを快く引き受けてくださり素晴らしいサンバを弾いてくださった共演の鈴木厚志さん、
ギターの吉田さん、タンタンの二木さん、
パーカッションの大野有子ちゃん、ヴォーカルの千葉泰子ちゃん
みなさまどうもお疲れ様でした。ありがとうございました。



お店に向かう途中浅草サンバ・カーニバルに遭遇。(お店が通りに面しているので、控室はカーニバルの特等席なのです^^)
華やかな大行進でしたね。気温もちょうど良くて何よりでした。
音量をもう少しだけ下げたらすごくいいのになと思うのですが、出演のみなさんは耳は無事なのでしょうか。
なんだか心配になるくらいの爆音にびっくりしてしまいました。
行進が終わったあと、ごみを拾ったり道路のバミリテープをはがしたりしていた係のみなさんが印象的。

台風の低気圧のせいか、なんだか先週からの疲れがどっと出てきてしまい、頭が割れるかと思うくらい痛くて
夜ブルーノートにイヴァン・リンス&ジョイスを聴きに行く予定だったのに出かけられず。
こういう日もあるのね、、、、と大人しくじっとしていました。
疲労回復には長いも!!
長いもにはすごいパワーがあるから、包丁で切る元気がない時でもビニールに入れて潰してでも食べなさいと
昔声楽の先生から教わったのを思い出して、焼き長いもと生長いも。長いも三昧。
美味しい七味とサンショウとワサビ。それからすごく美味しいおしょうゆ。


エリントン

2016年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム
いま、錦糸町よみうりカルチャー火曜日で「It don't mean a thing」をやっているので、
デューク・エリントンのことを色々と調べてます。
ビッグバンドって一回も聴きにいったことないわーと思ってましたが、
ありました!思い出した。
2008年、ブルーノート東京のデューク・エリントンバンド。
あんまりにもスペシャルなライブだったので、記憶の中で別扱いになってました。

エドワード・ケネディ・デューク・エリントン(Edward Kennedy "Duke" Ellington、1899年4月29日 - 1974年5月24日)。
デューク(公爵)というニックネームは、
エリントンが子供の頃から身だしなみがきちんとしていて、優雅であったことからつけられたのだそうです。

「It don't mean a thing」(スイングしなけりゃ意味がない)
の他にも
「Take the A Train」
「Satin Doll」
「Come Sunday」
「In a sentimental mood」
「Caravan」
「Don't get around much anymore」
もうどれをとっても聴くとわくわくする名曲ばかり。

エリントンの有名な言葉があります。
「私の音楽に対する勉強は、GフラットとFシャープの違いを学んだことからはじまった」
Gフラットは、ソのフラット、Fシャープはファのシャープでピアノでは同じ鍵盤の同じ音。
Gフラットの音はCメジャーのキーでは大事なフラット5。(泣く泣くピアノを習い続けてる成果でしょうか笑ブルーススケールたくさん練習したー。)
4度のシャープと5度のフラットの違いって、
同じサンダルを「ミュール」と呼ぶか「つっかけ」と呼ぶかというくらい(いやそれ以上か)世界観の違うことなのでしょう。
勝手な見解ですが、ジャズの先輩諸氏のご意見、常識、などなどぜひうかがいたく☆


8月~10月Live 予定

2016年08月23日 | Liveの予定
8月、9月は少しだけなので、タイミングが合うと良いのですが。
10月は心機一転、素晴らしい方々と初共演、そして初出演も。
ライブ、ぜひお越しくださいませ!どうぞよろしくお願いいたします。

◆8/27(土)舵輪(浅草)
MC¥2000(+order)
with 千葉泰子(vo)、大野有子(perc)、岩谷耕資郎(gt)

ライブ&セッション
昼間は浅草サンバカーニバルが繰り広げられていますこの日、
夜は舵輪で歌のサンバと和やかな演奏を。
ヴォーカルは千葉泰子ちゃんと私。千葉ちゃんの歌は柔らかな中に人を惹きつける強さがあって、つい聴きいってしまいます。
そして、ポップでスタイリッシュなパーカッションの大野有子ちゃん、大好きなギターの岩谷耕資郎さん。
サードセットは参加型セッション。歌、楽器、ジャンル問いません。
(譜面をご準備いただけるととっても良いです!)
大丈夫。私たち責任を持って盛り上げ・進行します^^

◆9/20(火)アフターアワーズ(高円寺)
MC¥1600(+order)
with 岩谷耕資郎(gt)

いつも音楽からいっぱいエネルギーをもらってます岩谷さんとアフターアワーズで自由な気持ちで明るいデュオです。
和やかな空間で、リーズナブルに音楽のある時間を楽しんでいただけるアフターアワーズ、ファンの多いお店です。
サンバ、ボサノヴァ中心に。と言いつつポップスもいつも歌いたくなってしまうのですが。
一人で歌う「We are the world」というのをライフワークにしてるんです笑。

◆10/1(土)舵輪(浅草)
MC¥2000(+order)
with 畠山美津子(fl)、岩谷耕資郎(gt)

秋の声を聞く時期、
パワフルかつ美しいフルートを吹く美津子さん、
どこを切っても音楽でできてるギターの岩谷さんと楽しくボサノヴァを奏でます。
両お2人は、ヴォーカルにとって本当の意味で協力なサポート陣なんです!
自分で言うのもヘンだけど、良い演奏になると思います!

◆10/7(金)ノチェーロ(六本木)
MC¥2500(+orderおつまみ付き)
with 鈴木厚志(key)

祝初共演!キーボードの鈴木厚志さんとデュオ。
なぜかクラシック音楽界に共通の友人が多い方です。
厚志さんとはこれまで飲み会しかしたことなかったのですが(笑)、初共演が叶いとても楽しみ。
ブラジル愛にあふれた安定感のある素晴らしい演奏に乗って歌わせていただきます。
キーボードならではの曲があって、あれもこれもやりたいなぁと今からわくわくしてます。

◆10/21(金)ポルト(日暮里)
MC¥2000(+order)

with 外園健彦(gt)
こちらも祝初共演、そして初出演!
10年近く前によく聴きに行っていました日暮里ポルト。
先日数年ぶりに訪れ、そしてご縁あり出演となりました。
相変わらずお酒が美味しい大人な空間で、10年目を迎えたマスターも素敵な貫禄でした。
ギターは繊細で柔らかいリオデジャネイロの風を運んでくれる外園健彦さん。
外ちゃんとはずーっと前から知り合いですが一緒に演奏するのは初めてです。
とてもとても美しいサンバを弾く人です。だから私も美しいサンバを歌おうと思います。こちらも楽しみ。

ご都合よろしい折にお越しいただけましたら幸せです。
お待ちしています!

先日近所の花屋さんで一目ぼれをしました、エアプランツ。

昨日また二つ買ってしまって、全部で四つ。
空気を栄養分として生きてるそうです。
ただ、水分だけは必要なので霧吹きしてあげてとのこと。
花屋さんにあるのを全部買いたいくらい好きになってしまった。
ネットで調べたら、まれにそれはそれは美しい花が咲くそうですよ!