So many stars

ヴォーカル(おやすみ中)、音楽講師、トウリーダーなどなど😊❤️

カカオニブとデーツ

2017年02月28日 | 日記・エッセイ・コラム
マルシェが来ていたので唐辛子を買いに東京スパイスハウスさんへ行きましたら、魚のカレーを試食させてもらって長居をしてしまった。
山椒、コショウ、シナモン、カルダモン、などなどオーガニックスパイスが何十種類もあって、
カレー粉もガラムマサラも、ドライフルーツもたくさん。
好きなものばかり。困った。
こちらの山椒とガラムマサラとオレガノと七味唐辛子は常備してますが、どれも本当に香りが素晴らしい。

手作りの「スパイスウイスキー」というのを飲ませてもらって、これがまた大変。
ちょっとなめただけでぽかぽかしてきます。
つい真似してみたくなってしまって、おススメのデーツ・カカオニブ・クロ―ブの組み合わせを仕込んでみました。
手作り養命酒ですね。


カカオニブというのはカカオ豆を乾燥させて砕いたものだそうで、
甘みのないチョコレートという感じ。

後で調べたらデーツとカカオニブはどちらもスーパーフードと言われていて
ビタミン、ミネラル、ポリフェノールで抗酸化作用抜群、生命に必要な栄養がたくさんつまった食品なのだそうです。
さらにカカオニブには、アナンダアミド(AEA)という脳に高揚感を与える物質も含まれていて、
モチベーションアップ、気分を高揚させるなどの効果があるとか。
また、カカオのテオブロミンと言う成分は、「神の食べ物」と呼ばれていて、
緊張を和らげたり、イライラを抑えたり、集中力と記憶力アップ、判断力をサポート…とまさにスーパーフード。
すごいものを手に入れてしまいました。

大抵、何もなければ早めに帰宅して練習したり音源聴いたり仕事の準備したり、
延々とオタクタイムを過ごすのですが、
昨日はこのカカオニブとデーツのせいかまったく眠くならなくて困った。
21:00くらいからなんだかんだで一区切りついて1:00、入浴して本読んだりFBしたりして2:30、
デーツとカカオニブをぼりぼり食べながらウイスキーをちびちびやりつつCD聴いて3:00すぎ。
ほんっとに全然眠くならない。
心配になってお布団に入って羊を数えたほど。
今朝も7時にセットしてある目ざまし前に目が覚めた!(二度寝したので寝坊したけど)

ヘンに頭がすっきりしてます。こわい(笑)
以前のナツメグ廃人事件と逆だ。

ちなみに、カカオニブで注意しなきゃいけないことは、
チョコレートのようにやめられなくなることと、カフェインだそうです。

さぁ春です。

2017年02月27日 | 日記・エッセイ・コラム
今月の初めに味噌作りを教わって以来、冬のうちに一人でやってみようと機会を狙っていましたが
春になってしまいそうなので、思い切って大豆を水につけておいた。(こうすると翌日にはいやでも作業する。)

米麹 200g
大豆 200g
塩  80g

という、教えてもらった 1 : 1 : 0.4 というレシピ。
まず麹と塩をよく混ぜて(ワークショップでは30分以上混ぜていた)、
人肌くらいになった茹で大豆を入れて、豆をつぶしながらひたすらこねていく。
麹と大豆と塩に一体感が生まれるまで。
作業が終わるまでにかけていたCDは、アルゼンチンフォルクローレと渋いサンバと邦楽の新譜でした。
滋味いっぱいの味噌になりますように。

↑麹と塩を混ぜた状態。

↑豆を入れてこねて30分くらいしたところ。

思ったよりも大豆が柔らかくなるのに時間がかかってしまって、次の予定に遅刻した。
次の予定というのは、my farmの講習会。
イチゴのお世話と春野菜の土作り。
これを受けておかないとこの先がなんにもできない。
イチゴの雑草をとって、肥料の鶏糞をあげて、マルチと呼ばれるビニールを敷く。
残りの場所はスコップで掘り返して、鶏糞と牛糞と油粕というオーガニックな肥料のミックスをあげて、くわでよく混ぜる。
仕上げにEM菌という微生物の液体を希釈してまいたらおしまい。
説明が15分、作業が45分くらい。
でもへとへとになってしまいました。暑かったからかな。
これからが本番だというのに。
マルチの穴あけがあんまりうまくできなかった。。。


私の区画の際に自生していて、ずっと気になっていたルッコラ、
こんなに大きくなってました!


アドバイザーのお兄さんに、これ収穫しても良い?と聞いたら花が咲いちゃうので根こそぎOKと言われたので
自分で育ててもいないけど初めての収穫!
元気なルッコラです。
味は、、、、ものすごい野性的。こういうルッコラなかなか売ってないのです。

farmまでの自転車と作業が良いエクササイズ。
お味噌は半年後を楽しみに。
なんだかこうして記してみるとどこの高齢者かという休日だナ。。。

サガン

2017年02月26日 | 日記・エッセイ・コラム
仕事先に置いてあった甲状軟骨の模型。
真ん中に見えるのが声帯です。
実物は1cm~1.5cm。

身体ってよくできている。
その声帯から生まれる歌声、先週は4日連続で女性ヴォ-カルのライブを聴いた。
うち三日は舵輪のお手伝いだったんだけれど。
カテゴリはみんなジャズヴォ-カルですが、ソウルフルだったり、スタンダードジャズだったり、ロックよりだったり。
出そうとせずとも出てしまうのが歌い手の個性なんだなって思いました。
中に日本語の歌(ポップス)が一曲あって、ピアノが素晴らしかったからピアニストに「すごくよかった」と思わず感想言ったら
「こういうのは血で弾けちゃいますからね」と。すごく納得。
どうすべきかということが遺伝子に入っているんだよねぇ。
ブラジル人がサンバをするときのように。

お風呂でサガンの本を読んでました。
小説は学生の頃に「悲しみよこんにちは」しか読んだことないけれど。
サガンの嫌いなもの。

想像力に欠けている人が嫌いです。
慣例に盲従する人が大嫌いです。
「想像力がなく、自己に対する疑問を持たない、陰影のない人」がサガンは大嫌いだった。
何か起きたときに、集団狂気に走りやすい人たちだ。

この文章が、ストンと落ちる。
今日レッスンで師匠とそんな話をしたばかりだ。
続けて、サガンの嫌いなもの。

甘ったるい香水やプラスチックやテレビが大嫌いです。
テレビは我慢できないほど嫌いです。

サガンには嫌いなものがたくさんある。
「所有すること」「お金を倹約すること」も嫌い。
好きなものより嫌いなもののほうに熱が入る理由は、

嫌悪するものに対してより、愛するものに対してのほうが慎み深いということです。

と答えている。


サガンの言葉は的確で本質をついていて哲学というものを感じます。

おもいで

2017年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
今週は火、木、金と三回も舵輪にお手伝いに行く。ひぇー。

この週は運悪く誰もいなかったのだそうで。
マスターも出演者のブッキングに加え、この冬はお手伝いのブッキングもあって大変だなぁと思って空いてる日はお引き受けしてしまった。

昨日は南ひろみさんのトリオ。南さんの声はいい。
ギターのジーザス杉山さんとも久しぶりに会えた。
ちなみに本名は杉山泰史さんですが、端正なお顔立ちと長髪と少し面やつれした感じがあまりにもキリストに似ていることから(笑)みんなジーザスと呼んでしまいます。
お人柄もキリストみたいに穏やかでやさしい方です。
杉山さんとばったり会う時は十中八九私が泥酔しているので、たまにはきちんとしたところを見せなければ。

南さんの歌は、実は舵輪で知り合う前に偶然ライブでお聴きしたことがあるのでした。
学校卒業したばかりの20代の頃、一生の仕事として音楽療法士になる勉強をしようとしていたとき。
忘れもしない、とある音楽療法士の方を頼って遠い遠い病院に見習い雇用の見学に行き、
日本の音楽療法と病院の現場にいろいろびっくりして、
自分が学校でやってきた音楽だけじゃなんにもならんことを直感し、
心身ともにへとへとになって都内に戻ってきた日でした。
ちょうど、当時伴奏してもらっていたピアニストの方から、
四ツ谷の天窓というライブハウスに出るから聴きにこない?と誘われていて、心身喪失のまま寄ったのでした。
そこで歌っていたのが南さんでした。
当時まだジャズではなくてオリジナルのポップスのステージでした。

大学の音楽療法の授業で教えてらっしゃった生野里花先生の本にあった
「音楽療法士自体が音楽と仲良くなっておくこと、あるいは仲直りすることこれが何よりも重要」という文章を、
ライブを聴きながら思い出したのでした。
音楽は無理するものでも、人に押し付けるものでも、自分を大きくみせるためのものでもなくて、
ただただ音楽を音楽としてだけ伝えたいなぁと、その時に思いました。
そして、まずは自分が音楽ともっと仲良くなろうという気持ちになって、
音楽療法の見習いにはならず、自然にジャズやポップスに興味がわいてきて、
アフリカの楽器を習ったりインドやアラブの音楽に夢中になったりしながら、南米にたどりついたという。
一歩踏み入れてみると、世のミュージシャンはダメな人もだらしない人も最低な人もいっぱいいて(もちろん素晴らしい人もいます:笑)
でもやさしくて純粋に音楽していて、みんなが私の先生であり音楽療法士でした。

そんな遠くのことではないけれど、南さんに会うといつも懐かしく思い出します。
同じ店で歌うようになるなんて思いもしなかった。
人と人のご縁て不思議ですよね。


とあるお店の開店25周年の花輪から縁起ものだからと分けていただいたバラ。
大輪の花にキラキラがついていて、文字通り眩しい。
糠床の隣でもまったく庶民的にならないこのオーラ。

浅草舵輪でした

2017年02月20日 | 日記・エッセイ・コラム
土曜は舵輪でのライブ。気付いたら今年初。
10周年お祝い週間ということもあり、いらしてくださったみなさんのおかげで華やいだ雰囲気になりました。
寒い中本当にありがとうございました。
休憩時間にはPaulinho da ViolaのDVDが流れて、終始ポジティブなサンバのバイブレーションに満ちていました。


ギターの長澤さんはもう私には職人に見えて仕方ない。
音使いの職人ですね。
大抵の曲の音楽と歌詞に精通してらっしゃるので、安心感の上に遊び心がわいてほんと楽しくなります。
前日リハーサルというか雑談というかをしていて、ほんっとうに純粋に音楽に向かう姿勢がいつも変わらないんだなぁと
感動して元気もらって帰りました。
インストのオリジナル曲「旅立ちの鐘」すごくいい曲です。聴けて嬉しかった。


初共演の藤橋さんは、強く明るくいかにもパーカッショ二スト(ニスタですね)。
ジャンべ、カホン、コンガのセットにたくさんの小物楽器。
片手でガンザ、もう片手でコンガという、歩くポリリズム。
ブラジルの曲とラテンのパーカッションのコラボ、楽しかったです!
藤橋さんとは打ち上げまで一緒に流れて朝4時頃まで飲んでた。
最後までずーっと元気な方。ザミュージシャン。

舵輪は20:00から3セットありまして、長いのですが
自分の中では2セット+アルファという組み立て方をしていて、
3セット目はディープな選曲になったり、みんなで演奏できる選曲になったり。
ということでこんな感じになりました(笑)

歌でもうお一人参加していただきたかった方がいましたが、インフルエンザの病み上がりでいらしたのでまた次回。
お写真はすべてマスターの井ノ口さん。ありがとうございます。
パーカッションの二木さん(締めていただき感謝!)、土曜のお手伝いでクラリネットの優衣ちゃん、ベースの伊良子くん、ケンハモで岩田さん。
またやりましょうー。ありがとうございます。
ほとんど演奏にまわってしまいましたが、客席でがんばっていただいたみなさまも本当にありがとうございます。


次回舵輪は3/18(土)
with フルート畠山美津子さん、ギター長澤紀仁さん
この冬ためこんでましたサンバの名曲を少しずつ歌っていきたいと思います。
ご予定いただけましたらとても幸せです。