95人の気持ち

トウリーディングの授業で繰り返し教わったことですが、
自分が意識していない部分（いわゆる潜在意識）に潜んでいる部分を表面化することってとても大事。
自分の中にもしも100人の人がいたとしたら、
普段意識している自分（顕在意識）は多くて5人。
明日からダイエットがんばるぞーとか、私大丈夫だもんとか、思っているのはたったの5人で、
残りの95人は「またダイエット？むりむり(ヾﾉ･∀･`)ﾑﾘﾑﾘ」、「大丈夫じゃねーぞー」とか
いろいろツッコミいれているわけです。

ここ最近、私は自分の中のその95人の存在をよく感じます。
95人の声を5人と同じように聞いてあげようと思って。
95人はなにを思って、どんな声を上げたいのか。


ハリウッドの秘密兵器、アクティングコーチのイヴァナ・チャバックの演技メソッドの講座で教わった
「感情日記」という方法がすごかったです。
本当は良いインストラクションに沿って行う方がいいのですが、少しご紹介しますね。

感情日記は、普段は表面化していない記憶を表面化させるためのツールで、
締めくくりはいつも「死」の決意で終わります。
イヴァナの演技メソッドの「全体の目的」「シーンの目的」を学ばないとピンとこないのですが、
ここでは「シーンの目的」として
「あなたに○○してほしい。◇◇さん。なぜなら。。。」とその人に語りかける形でノートに理由を書いていきます。
決してジャッジせず、なにも考えず、手が動くにまかせる。
ここが一番難しい。
人って、常にジャッジしてます。一日何千回もジャッジしてる。
とにかく止まらないでなにも考えないで2～3ページ書いてみます。
字なんて読めなくても漢字がまちがっていても気にしない。
手が止まったら考えている証拠だから、そこでやめてノートを一枚めくって次のページからまたやりなおし。

例は「あなたに愛してほしい。お父さん。なぜなら…」
そして、最後は「もしあなたに○○してもらえないなら私は死を選びます」
と、ちょっと物騒だけどこう書きます。

先日のイヴァナのセミナーで実際にやってみて、
え、死を選ぶ？？ってちょっとびっくりしたけど、なんだか神聖な気持ちになるの。不思議です。
そして、手が勝手になんでも書いてくれます。
思いもかけない本心に気づいて、
これが私の中の95人が思っていることなんだってすごくすっきりします。

そして、あぁ、ああいう一流の俳優はここまで自分と向きあっているのか！と思いました。
もちろん歌い手にも必要なことですね。

漢字の中にひらがなが隠れている分かりますでしょうか。いただいた葉書です☺️