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ヘミングウェイからいろいろ学ぶ

2019年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム
1ヶ月ほど前にこの本『ヘミングウェイで学ぶ英文法』を本屋さんで見つけ
めずらしくノリノリで毎日楽しく読んでます。


内容はヘミングウェイの短編が6つ。
それぞれ原文、和訳、文法の解説、作品の解説があって、
原文の各ページにはイディオムなんかも載っている。

収録されているのはこちらの6編で、いま4つめまで終わったところ。
『Cat in the Rain(雨の中の猫)』
『A Day's Wait(一日待つこと)』
『The Sea Change(天変地異)』
『Hills Like White Elephants(白い象の群れのような山なみ)』
『A Simple Enquiry(ある割り切れない問い)』
『The Light of the World(この世の光)』

ヘミングウェイの作品は、
なんというか、きっと日本語で読んでももやっとして解釈が難しいだろうなと思いました。
それを英語で読んだらさぞかし何が何だか分からないだろうと思っていたのですが、
そぎ落とされた文章は中学英語くらいシンプル、解説もとーっても分かりやすくて大人の教養という感じでちょっと楽しい本です。

男女の微妙な関係や心の動き、駆け引き、すれ違いを描いたものが多く、
英語の勉強というよりも心の勉強になります。
そして、その男女の微妙な心の動きからmustとhave toの違いとか、can´tとwon'tの違いなどという文法知識も、
感覚として小説から身に付くという。
大人な本です。
しっくりこない、割りきれない、分かるような分からないような中でバランスをとるのが大人です。
ははは。

情景の描写と心の動きが連動していたり、伏線になっていたり、
解説がないと気が付かないことばかりですが、
なにより文豪の英文とはこういうものなのか!と洗練されたものに触れる喜びがあります。

あと2編がなかなか進まないんですが、やっと自分なりのペースが見えてきました。
1つのお話を勉強するのに最低4日はかかります。(1日30分くらいしかしないので)

1日目はまず英文をがんばって最後まで読む。分からない単語は調べる。
はっきり言ってこの時点では、作品のもやもや感と自分の英語力のもやもや感が相乗効果でとってもストレスたまります。
なので訳文も一気に最後まで読んじゃいます。

2日目以降、ストーリーアタマに戻って今度は2ページほどずつ丁寧に読み込んでいく。解説を読んで、何度も音読。
ちょー早いネイティブのナレーターと一緒に読んでみたりします。
何度もやるとついて行けるようになり、イントネーションが身につきます。(身につくはずです)
その日の分がクリアになったらおしまい。

こんな感じで作品の解説も参照しつつ最後までいくと少しずつハードボイルドなヘミングウェイの世界に近づけます。



お金をかけなくても大人でも勉強できるし、なんだか高尚な気持ちになれるという喜びももらえる本です。
ほかの作家バージョンが出たら絶対買います。
ポルトガル語バージョンも出たら2冊買います😊


お晩ごはんはスタミナフード 。アボカドトマト玉子でした。イエイ。

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