手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

嬉しくない!-"誕生日"

2009-10-03 22:52:03 | 人生
今日は、とうとう満70歳の誕生日を迎えた日だ。いつだったか数年前に、先輩から、70歳台は、60歳台とは、全く感覚が異なり、相当にトシとった、というイメージを感じるものだ!っていう言葉を聞いたことがあって、そのとき、私も、恐らく自分が70歳になったら、そのように感じるだろう、と思ったものである。
で、実際に、その70歳を迎えた今日、やはり、そう感じている。たまたま、孫娘の運動会がある関係で、現在、千葉の娘宅に来ていて、今晩は、夕食後に、娘一家が誕生日を祝う祝賀会を開いてくれた。私の名前が記入されたデコレーションケーキと7本のろうそくが、用意され、火を灯されたケーキを囲んで、みんながハッピーバースデーの歌を唄ってくれた。その後、両脇に座った孫娘と一緒になって火を吹き消すと、娘夫婦から、私に誕生日プレゼントが贈られた。洒落たカシミヤのセーターとその上に羽織るジャケットで、着てみると、ピッタリで、私好みのものだ。
なお、今夜は、この祝賀会の前に、日頃は全く私に電話をかけてこない、息子から電話がかかってきて、なんのことか、と聴いたら、私への誕生日おめでとう、との祝福を伝える電話だった。それに続いて、息子のお嫁さんや、孫も電話口に出て、誕生日おめでとう、との祝福の言葉をもらった。
家族みんなして、祝福されること自体は、ほんとうに有り難く、嬉しいことなのだけれど、でもトシをとった私の身からすれば、一抹の寂しさを感じざるを禁じ得ない。祝福それ自体は嬉しいけれど、祝福の中身が70歳を意識させてしまうので、矛盾するようだけれど、贅沢ながら、あまり嬉しさを感じない。現実問題として、日本人男性の平均年齢が78歳くらいであることを考えると、私の場合、その年齢まで、もうすぐ、ということを意識してしまう。でも、その一方で、今でもお付き合いしている、私の公務員時代の10人ほどの仲間の中では、私は下から数えて2番目の若さであり、80歳を越えた人も二人いて、みんなが元気で溌剌している。
たった一度の人生、残された人生を、これからも健康に十分留意して、介護などで周囲に迷惑をかけないようにしながら、生きがいを感じつつ、出来る限り長生きして、毎日を楽しく過ごしていきたいものである。

コメント
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