手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

イチロー選手の素顔を知ってファンになった。昨日のNHKテレビを観て

2008-01-03 12:20:15 | スポーツ
昨日は夕方、三男の弟が一人で我が家に新年の挨拶に来た。で、私は彼と家内と3人で近くのスーパーに行き、とびっきり美味しいそうなマグロの刺身などを買ってきて、一階の応接間で、母を囲み、コタツに入って夕食をともにした。想像したとおり、マグロの刺身は超美味しくて、今までに食べたことないほどのように思えて、また食べすぎ気味になってしまった。
テレビを観ながらしばらく歓談したあと、私は、普段過ごしている二階の居間に戻った。そこでは、一足先に戻った家内が、コタツに入ってテレビを観ていた。ひと目みて、テレビ画面に映しだされているのが、メジャーリーガーのイチロー選手だということがすぐわかった。私は、スポーツでは野球はほとんど興味なく、少しの間、見るともなく何気なく見ていたのだが、すぐにその画面に釘付けになった。
番組は、NHKから放映されている「イチロー・スペシャル」で、野球界で超スーパースターのイチロー選手に関する長期間の密着取材記録だった。スーパースターの彼が、いかにしてスーパースターになりえているかが、十分に垣間見えるすごさが、ヒシヒシと伝わってくるものがあった。
人気を背負う彼が、人知れず苦悩を抱えて、努力する姿、素顔の姿が、リアルに捉えられていて、見ていて彼が好きになった。彼が日本の野球界を離れてアメリカのシアトルマリナーズに移籍してから久しい。その当時から間もない時期に、私は家内や娘夫婦とともに、シアトル郊外に住む妹の所に観光旅行する機会があって、妹の息子の好意に甘えて、みんなして、シアトルのセーフコ・スタジアムに野球の試合を観に連れて行ってもらったことがあった。その時の試合はシアトルマリナーズとデビルレイズの試合で、もちろんイチロー選手も出場していたし、また、佐々木投手も出場していた。
番組では、イチロー選手が縁起をかつぐ、といったような、意外な面も知らせてくれていた。セーフコ・スタジアムの場合、打者として野球場のダッグアウトからグラウンドに出てくる際に、そのダッグアウトから地上に出るまで5段ぐらいの階段を上るそうで、彼はその階段を上る時に、最初の一歩を必ず左足から先に踏み出すそうだ。そして、ヒットを打てたときは、次回の打席のときも同じく左足から先に1段目を踏み出して上ることにしているそうだ。もし、ヒットがでなければ、次回の打席は右足から先に1段目を上って階段を上るそうで、こうして、その時、ヒットを打てたときは、次回の打席も右足から先に1段目を上って階段を上るそうな。
2007年のメジャーリーグでは、最後の最後まで、イチロー選手が首位打者になれるかどうか、ライバルの選手とデッドヒートを繰りひろげて、スポーツニュースでも大きく取り上げられていたことは、サッカー好きの私も知っていた。しかし、彼が頼みの綱として期待をかけた最後の打席で、ヒットを打てず、ついに、ライバルに首位の座が確定してしまった。テレビでは、その直後、彼がライトの守備位置に付いたばかりの姿をアップで捉えていた。その時の彼の動作は首を下向きかげんにして、身体を1回転したようだ。よく注意してみると、彼の目に、うっすらと光るものが見てとれた。男泣きをしているようだったが、この光景からまさに彼の悔しさがまざまざと伝わってくるのを感じとれた。
番組の中で、イチロー選手は、こんなこともしゃべっていた。--"大勢の野球ファンがわざわざスタジアムまで足を運んで観にきてくれている。それに応えるために、自分も最善を尽くさねばならない"と。私は、彼の真摯なひたむきな姿に、感動、ファンになった。
テレビのラストの場面は、イチロー選手が奥さんと愛犬と一緒に散歩している風景だった。
彼は今年も活躍してくれそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする