手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

佐世保市の散弾銃乱射事件、実に痛ましい

2007-12-19 22:48:39 | 社会
12月14日午後7時すぎに発生した、長崎県佐世保市のスポーツクラブでの銃乱射事件では、犠牲者2人が出て、非常に痛ましいかぎりだ。この世で、これから十二分に楽しい人生を謳歌できるはずだった、尊い二人の命が奪われたことは、当人にとってはどれだけ悔しい思いをしていることだろうか、さぞ無念であろう。もちろん、遺族にとっても筆舌で表現でき得ない悲しいことであろう。
私は、この世で絶対に犯してならないことは、人の生命を奪う、という行為だ、と思う。どんな理由があっても、人の命を奪うことだけは、犯してはならない。もし、人の生命を奪う、という凶悪人がいたなら、彼は、彼自身の生命を奪われてしかるべき義務を負うのが当たり前だ、と思う。
最近は、今回のような凶悪事件が以前に比べてあまりにも多いが、私は、この傾向は社会の風潮と無関係ではない、と思う。政府は、今回のような事件に際して、背景にあるものを十分検討して、同樣な事件が発生しないよう対策を構ずべきであろう。
この度の佐世保市の事件の容疑者は定職につくことなく、親の援助で暮らしていたというが、経済的に追い詰められるなどして社会から孤立していたのでは、と考えられる。
昔は高校や大学を卒業すれば就職や結婚など社会のレールに乗りやすかったが、就職氷河期以降の、現在の30歳代半ばの層には希望が持ちにくいと感じている人が多い、という。
今回のような事件の再発を防ぐには、銃の規制の強化はもちろんのこと、大企業優遇策、弱者切捨て、などといった、政策のあり方を含めて、いかにしたら住み良い社会になるかを政府は真剣に取組むことが不可欠であろう。
コメント
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