線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

名古屋本線 広江駅の遺構

2007年04月21日 18時12分44秒 | 名鉄
名鉄名古屋本線加納ー名鉄岐阜間に、約40年前までは広江という駅があったそうです。
現在でも、駅ホームの跡が現地に残っています。


旧広江駅下り線ホーム遺構

広江駅は、笠松までを開通させた美濃電気軌道笠松線の起点として1914年6月に設置されました。
しかし同年12月には新岐阜(現:名鉄岐阜)まで路線が延長されたため、起点としての
歴史は短いものだったようです。


中途半端にホームを残したものです。

その後、一時期は特急も止まる駅だったそうです。
しかしホームの長さが2両分しかなく、加納駅からさほど離れていないところにある
駅だったこともあり、1968年1月、廃止に追い込まれました。



上り線(豊橋方面行き)にあった、こちらもホームの跡らしきもの。
千鳥配置のホームだったのでしょうか。

現在では広江駅が営業されていた頃走っていた車両は、営業車両では7000系だけに
なってしまいました。

谷汲線で6年前まで走っていたモ750形も、かつて発着したであろう旧広江駅。
現在はひっそりとホーム跡が佇むのみです。

地図はこちらへ。

参考:ウィキペディア『加納駅(岐阜県)』