線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

名鉄の大変革

2006年09月30日 10時08分27秒 | JR(東海)
名鉄が今後5年間で300両以上投入へ、というのは8月末に新聞で報じられていました。

今回発表されたのは、こちら。
『「特急政策の見直し」と「平成19年度の車両新造計画」について』名古屋鉄道(PDFファイル)

どれもこれも驚きですが、まずは「一部特別車特急化」から。
その手始めに、来年度は2200系5編成30両を新造。
夏に予定されるダイヤ改正で、犬山ー半田方面直通特急の半分が「一部特別車」になるとのこと。
「高速」の時代から、犬山線沿線では特別料金不要の速達列車の設定が要望されていたというのを何かで読んだことがあります。
長年の願いが、ようやく実現ということです。

平成20年度も計画は続きます。
この年度には、「2200系同様の一般車車両16両を新造」し、それを1600系8両と組み合わせるそうです。
1600系は、現在の名鉄で唯一の3連組成の車両ですが、その姿も再来年には見納めですね。

そして計画が進んだ暁には、「全車特別車」編成の1000系は平成21年度までに全廃…
パノラマカーや、SRと同じ時期。もったいない気もしますが、貰ってくれるとこはなさそうか。
ただ、一部特別車編成もありますので「パノラマスーパー」自体は当面、残るのでしょう。
7500系から機器流用した編成が3編成あるのですが。

次に「瀬戸線への新造車両の投入」。
尾張旭に建設中の新車両基地の完成と合わせてなのかと思いましたが、違うのでしょうか。
まず平成20~22年度の間に、全72両のうち40両が更新されるとのこと。
尾張旭基地には塗装場がないらしいのですが、残る車両は鋼製。
塗装はどうするのでしょうね。

次に、前々から発表されていましたが、「7000系など旧型車両の廃車」。
旧型車両と聞くと、つりかけ車のイメージが私はわいてしまいます。
が、名鉄もようやく「高性能車」が「旧型車両」と呼ばれるようになったのですね。
5300系も淘汰対象になっているのが悲しいです。
私と同い年の車両なのです…

ところで、疑問なのはPDFの一枚目にあった「改造10両」という項目です。
一部特別車編成に組みなおすために改造される1600系は、8両。
残り2両は何の改造なのでしょうか?

それにしても・・・
私事ですが、東海地方にいない間の変化があまりに大きすぎて、なんだかそれを見続けられないのがもどかしいです。