老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

大泉緑地と近くのY氏菜園へ  その② ~Y氏菜園など~ 

2021年11月08日 20時32分46秒 | 旅行/色々な風景

 Y氏の菜園は大泉緑地の東側の中村町という所にあり、大泉緑地から自転車で約10分。
新興住宅地に囲まれた、田畑の中にあり、現在は数名の方が借農園として利用されています。

 当初は大泉緑地の中にある苗圃の一部を、ボランティア団体が講座用のイモ類を植えたりして利用していたのですが、大阪府から「例え講座用といえども、公園内で野菜類などを植えるのはダメ」とのことになり、講座用にこの菜園を借りることにしたのです。
しかし、公園から少し遠くて受講生に来てもらうのは難しいということで、ボランティア団体ではなくY氏が個人で借用する形を取り、これをボランティアの有志が手伝っていましたが、その内に手伝える人も少なくなり、Y氏一人が個人で運営ということになった菜園です。

 久しぶりに訪れると、まだまだお元気なY氏が殆ど毎日手入れに来られているというだけあって、当初の場所以外にも菜園を広げられて、色々な種類の野菜類を植えておられました。

 私が来るということで、残しておいていただいたサツマイモを掘ったり、それ以外にもサトイモやまだ少し残っているゴーヤ、更にクウシンサイ(空心菜)、シュンギク、ワケギなども収穫させて頂き、持ち帰りました。

 Y氏からは、「もっと持って帰れ」とのことでしたが、1人住まいの身では、食べられる量は限られており、折角のご厚意に申し訳なく思う次第でした。


 菜園近くの広々とした畑地では、この時期にと思うようなハコベ/ヒメオドリコソウやハキダメギクがまだ(というのか、「もう」というのか?)咲いていたり、リンゴやミカン類が植わった畑もあったり、可愛らしいラッキョウ(ユリ科)の花を見かけたりと、淀川近くとは全く違う風景を楽しみました。


 私は余り作業の手伝いもせずに、写真を撮っているだけでしたが、お昼になり近くのピザが美味しいというレストランへ。
余り綺麗なレストランではないのですが、愛想の良いオバちゃんがテキパキと切り盛りしていて、自慢のピザは近くに住んでいたイタリア人が指導して作ったというピザ窯が屋外にあり、抜群の味で、ツイ追加の注文となりました。

 また、Y氏が40年ほど前に貰ってそのまま家で眠っていたという、蒋介石・蔣経国親子の顔写真が載っている陶器製の瓶に入った台湾の紹興酒を持参してきていたのでこれを飲むことにしましたが、コップに入れると澱分が多くて濁っていて、少し酸っぱい味もしましたが、折角のお酒なので澱分が沈殿するのを待って、ザラメ砂糖を加えていただきました。


 私の気分転換にと畑に連れ出してくれ、しかも盛り沢山のお土産まで頂いた、古い友人に感謝です。
矢張り、気心の知れた友人の有難さをしみじみと感じた日でした。(まさ)

<Y氏菜園>

菜園の様子

こちらもY氏の管理です

サツマイモ掘り

クウシンサイ

同上 ヒルガオ科なので、このような花が咲きます

ラッキョウの花

同上

ハキダメギク。これも因果な名前ですね
同上

ハコベ(ナデシコ科)

ヒメオドリコソウ(シソ科)

同上

リンゴ

ミカン類

<レストランにて>

ピザ窯

ピザ

鶏肉 ピザ窯で焼いたものです

紹興酒

同上

同上


帰路に見かけたスミレの種が飛んだ後の莢


今日の夕食
ズイキ(芋茎)と厚揚げ豆腐の煮付けと、牛肉/ワケギ/シイタケの炒め物、ワカメの酢の物とメザシ。(今日は、定番の湯豆腐はなし)

ズイキ(芋茎)と厚揚げ豆腐の煮付け
ズイキはY氏が事前に皮を剥き、湯掻いて酢漬けにしておいていただいたのを頂きましたので、私は煮るだけ。
正にヒゴズイキならぬ、随喜の涙が出る程のお世話をお掛けしました。


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