昨日は約1か月ぶりの面会日で、先日の淡路ツアー時に買い求めておいたツレアイの大好物のタコせんべいやビワなどを持参して、小雨の中をいそいそと施設に向かいました。
例によってアクリル板を通じての面会なのですが、最初に会った時にツレアイがいつものように満面に笑みという感じの嬉しそうな表情を見せず、今までと少し様子が違うように感じました。
「あっ! 俺がマスクをしているからやなぁ」と思って、マスクを外すと少しはにこやかな表情に戻るので、持参の食べ物などを渡して、あれやこれや話しかけても、何か対応がぎこちなく、部屋の様子や表を通る人たちに気を取られて『沢山のひとやなぁ!』とつぶやいていました。
今までと少し様子が違うので、「私の名前を憶えているか?」と聞くと『?』という感じです。
まだ『あんた誰?』とまでは言わないものの、顔は覚えているものの名前が思い出せずに当惑している様子なので、手持ちのメモとペンで私の名前を書いてやると少し思い出した感じに・・・
コロナの関係で月1回の15分程度の面会では、アルツハイマーの進行が進み、これからはこのような状況の面会になるのだと考えると少し沈んだ気持にもなりますが、本人の方がもっと困惑した状態で毎日を過ごしているのだと思うと、余計に複雑な気持ちになります。
昨日の新聞には、アルツハイマーの原因物質である「タウ」を分解するタンパク質が発見されたという記事がありましたが、これが医薬品として実用化されるのには長期間を要するでしょうし、ツレアイのアルツハイマー進行に対して私がどれだけのことをしてやれるのかを考えると本当に暗い気持ちになります。
現在では、精々私が健康を維持して少しでも長生きし、面会に行ったり、ツレアイが好きなものを差し入れてやるだけしか出来ないのかと考えてしまいますが、コロナ問題がもう少し収まって先が見えれば、また別の介護の仕方もあるかもなどと期待しています。(まさ)
ありがとうございます。
今の所、コロナが少しでも早く収まって面会や外出機会が増えることで、生活の刺激が増えてツレアイのアルツハイマー進行が少しでも遅らせることが出来ればと思っています。
(まさ)