先日のことですが、スポーツジムで着替えている時に、隣にいた顔見知りの50歳位の人が突然に「失礼ですが、お歳は幾つでしょうか?」とのことで、別に隠すことでもないので「もう82歳のオジンですが、何か?」と答えました。
すると、その人は「お洒落ですね! そのお歳で<破れジーンズ>ですか」との事。
最初は何のことか判らなかったのですが、<破れジーンズ>とはジーンズの膝や太もも部分が横に裂けているようになっているジーンズを指すらしいことが朧に理解できました。
実は、私がその日に履いていたジーンズは、以前園芸作業の時に愛用していたもので、その後も良く履いていて、ポケットや膝部分が痛んで裂け目が入っている物でした。
そもそもジーンズは、アメリカのカウボーイや農夫たちに愛用されていた作業着らしいので、汚れたり裂けてもそのまま履かれることが多かったでしょう。
私としては、そんな由来は兎も角として、長年馴染んだもので愛着があるのと、少し太った現在のウエストにも何故か合うので愛用していますが、この裂け目は少し気になっていて、“そろそろお陀仏か”とも思っていたものなのです。
私は服装には気を遣う方で、色々と気に入ったものを買っていますが、あらためて見回すと、普段家で着ているものは着心地の良い着慣れたものが多く、汚れはないものの、日に当たり少し色変わりしたものや、少し形が崩れかけたものも結構あります。やはり、着る物を選ぶ基準は、愛着と着易さなのでしょう。
その人に褒められて〈?〉、そのジーンズに余計愛着が湧いて来ましたので、もう少し履きつぶしましょう。
そぅいえば先日見たTVで、<破れジーンズ>が若い人に人気で、わざわざ生地を裂いた新しいジーンズを製造しているメーカーもあるとかいうことを見て、非常に違和感を覚えたことを想い出しました。
わざわざ破れた新品ジーンズ通常品より高値で買うという感覚はどうしても私には理解できません。
・<破れジーンズ>が好きなのなら、自分で愛着を持って破れるまで着古せば良いと思いますし、
・ファッション的に破れジーンズが個性的で直ぐにでも履きたいと思うのなら、出来合いではなくて、自身が軽石などを使ってそれこそ世界で唯一の破れジーンズに加工するならまだ理解は出来るのですが・・・
今日ベランダを覗くと、ヤナギバルイラソウ(キツネノマゴ科)が、咲きかけたものの寒さで咲くのを諦めたのか、ガクの部分だけが開いているのが、健気というか何か愛らしさを感じました。(まさ)
私のジーンズの裂け目
同上
同上
ベランダのヤナギバルイラソウ
同上
同上
その程度の小さな破れによく隣のかたは気づかれましたね。
おそらく普段から「おしゃれだな」と思って見ておられたのではありませんか。
実は私も一本、膝のところがぽっかり穴開きになったズボンを
捨てるのが忍びなくて、普段着に履いているのです。
見ようによっては流行りじゃんと(^0^)
なかなか捨てられないです。
でも誰も「おしゃれですね」とは言ってくれません🤣
コメントありがとうございます。
「お洒落ですね!」という言葉の裏には<その歳になって、ようそんなもの履くね・・・>というニュアンスがあることは承知ですが、一応誉め言葉として受け取っておきました。
確かに、他人の欠点というか、気になる違和感は、非常に些細な事でも気付くものですね。(まさ)