「ゆるむ」という言葉を聞いて、感じることは人さまざまでしょう。
私は、以前は「ゆるむ」のは、“財布のヒモ”か“パンツや靴下のゴム”だと思っていましたが、最近は少し違って<涙腺>が緩んでいるのです。
かっては「男性は人前では涙を見せないもの」と言われて、私もそのような教育を受けた世代ですが、最近はすっかり変わってしまいました。
友人/知人の不幸を聞いたり、久しぶりに旧知に会ったり電話で声を聞いたり、ビデオにとっていた映画を観たり、本を読んだり、時には新聞などで、自分の気持ちに納得できる場面やほのぼのとした場面に接したときはダメですね。
特に、ツレアイのことを思い出すような場面は絶対にダメですし、涙だけでなく、声も掠れてしまいます。
“ツレアイの死後1年が経つというのに”と思うこともありますが、最近では「しゃぁないやないか! ツレアイの記憶は簡単に忘れられるようなものではないし、今でも私の心の中には元気で生きているのだし、ツレアイのことをこんなにも思い出せるのは本当に幸せなことだし、私が生かされていることへの感謝の気持ちなのだ」と思い、涙を恥ずかしいとは思わないようにしています。
昔、坂本九の歌で「涙君くんさよなら!」というのがありましたが、悲しい涙はとも角として、うれし涙や感謝の涙なら生きている人間としての証しということで、いくらでも付き合っていきます。
ここ数日冬らしい寒い日が続いていますので、今日はブリ大根で温まりました。(まさ)
今日の夕食 湯豆腐/ブリ大根/ナノハナ/ポテサラ
ブリ大根 朝から仕込んでいました。味がよく染みてバッチリでした
ナノハナ ゴマ油で花カツオ/アミエビなどと一緒に炒めました。口の中で春が広がりました