老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ツレアイの要介護度3の認定で思うこと

2021年09月06日 19時17分35秒 | ツレアイのこと

 先日少し触れましたツレアイの要介護度見直しについては、昨日大阪市から認定通知があり、「要介護度3」ということでした。

 今までが1でしたので、一気に2階級特進ですが、この特進だけは喜べないですね・・・。

 今まで持っていた漠然としたイメージとしては、“要介護度3というのは、ほとんど自立行動が困難ですべての行動にアシストが必要で、特養などへの入所もできる”ということでしたので、正直言って今回のツレアイの要介護度3の認定には驚くと共に、要介護度ということについて大いに考えさせられました。


 時々このブログに書き込んでいるように、ツレアイはまだ足腰は丈夫で、歩行や自転車利用にはほとんど問題ありませんし、排泄についても今のところ介助は必要なく、食事や入浴などについてはかなりの見守り/アシストが必要という状態で、いわゆる介護用品/器具については今のところは必要ありません。

 ただ、日時や相手の名前はまず覚えていませんし、更にTVなどについても自分から積極的な興味を示すことは殆どなく、日頃の日常生活(着替えや家事など)についても私のアシストなしでは何もできない状態で、今回の要介護3という認定は、運日常生活に必要な身体的能力の問題ではなく、認知症の進行度に対するケアの必要性からのものだと思われます。


 そういえば、昨日終わったパラリンピックでも、障がいの状況に応じて色々なカテゴリーがあると共に、同じカテゴリーの中でも全員がそれぞれに異なる状況ですし、また同じような障がいでも発症した時期で、その人の対応の仕方が随分と違っているようで、結局「障がい程度」というのは一括りにできるものではないということが良く判りましたが、「要介護度」についても同じことが言えるのでしょうね。

 個人の障がいの程度とそれへの対応が微妙に異なっているように、一言で「要介護度△」という場合でも、夫々の身体機能あるいは認知機能の状態は違っており、更に家族構成なども考慮に入れて、必要とする支援内容なども違うということでしょう。

 今後のことを考えれば、現在お世話になっているデイケアサービスでどこまで対応できるのかとか、もし身体機能なども悪くなれば現在の住環境(エレベーターなしで、階段だけの集合住宅の3F)をどうしようかとか不安が一杯ですが、なるようにしかならないと割り切って、色々な方と相談しながらツレアイに最適のケア/介護方法を模索して対応していくしかないでしょう。

 また、パラリンピックでその凄さに驚かされたように、ツレアイの残っている機能の更なる活用についても少しでも力添えが出来ればとも思っています。(まさ)