引き続いて普段良く使う言葉で、糠(ヌカ)に関する言葉です。
糠喜び(ぬかよろこび):
“喜んだものの、当てが外れて後でがっくりする”ということは良くあり、「小糠祝い」ともいうようです。
「ぬか(糠)」という言葉は元々「ヌ」(脱け)+「カ」(皮)で、内容や実質がないことを意味しますので、「糠喜び」は“喜びが抜け殻”ということになるようです。
糟糠の妻(そうこうのつま):
妻にも色々とあるようで、愛妻だけでなく良妻・悪妻・賢妻・愚妻・後妻など色々な呼び方があります。
その中で、糟糠の妻という言葉もありますが、「糟糠」は中国語の「糟」=カスと「糠」=ヌカで、合わせて“粗末な食事”という意味になるようです。
従って、「糟糠の妻」は“貧苦を分け合った妻”を表します。(まさ)