老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

岐阜のヒガンバナを訪ねて  その①  ~明星輪寺~

2020年09月26日 21時21分15秒 | 旅行/色々な風景

 9月24日、岐阜県のヒガンバナ名所を訪れるバスツアーに参加しました。

 丁度台風21号が接近中で、前日までの天気予報ではこの日の降雨確率は80%以上でしかも大荒れの天気だということで、前日にはツアー会社に「本当に決行するの?」と問い合わせた程でした。

 一応レインコートなど雨準備を整えていましたが、私の旅行参加の日の天候は驚くほどの強運で、この日も台風は南東に逸れたとかで、朝起きると陽が差し込んでいました。

 例によって梅田の新聞社前に集合し、名神高速経由で関ヶ原まで。
ここから一般道に出て、大垣市にある明星輪寺を目指しますが、標高210m程の低い山とは言え、山頂部にあるので途中の道は狭く、途中の道の駅で小型のバスに乗り換え。

 予想以上の狭くて急な坂を上り、バスは明星輪寺(みょうじょうりんうじ)の駐車場に到着。 


 このツアーはいつも参加するハイキングを組入れたツアーとは少し違って、写真愛好家を主なターゲットにしたツアーで、参加者の多くは駐車場で大きなカメラや三脚などを取り出して撮影準備をされていましたが、私の方は大きなカメラも三脚もなく、いつもの通り小さなデジカメなので、取り立てての準備もなく寺院に向かいました。

 この明星輪寺は、山号は金生山(きんしょうざん)という真言宗の寺院で、日本三大虚空蔵の一つといわれていますし、地元の人には「赤坂虚空蔵」、「虚空蔵さん」、「こくぞうさん」と親しまれているようです。

 寺伝によれば、686年(朱鳥元年)、持統天皇の勅命により役小角が開山、2年後に建立したという。
一時廃れるが、平安時代の801年(延暦20年)、空海が再興し、真言宗に改宗。桓武天皇により保護を受けたというわれており、この地では古刹のようです。

 尚、この寺院がある金生山は石灰岩の山で、近くには石灰鉱山やセメント/大理石などの鉱業が盛んなようです。


 山門を入ると、数多くの石仏の合間からヒガンバナが一斉に咲いており、まだ蕾のものも数多く見受けられます。

 田畑のあぜ道や川の土手などでのヒガンバナを見慣れてきた私にはゴツゴツした石灰岩の合間に数多くのヒガンバナが自生している様子を見るのは初めてで、新たなヒガンバナとの出会いでした。


 本堂から更に少し上った所にある、岩肌に寅/牛や観音像が彫られている摩崖仏を楽しんだりしましたが、写真愛好家を対象としたツアーだけに、十分な散策時間があり、私も境内のあちこちに点在する石仏とヒガンバナと共に、この境内に沢山あるもののまだ開花には少し早いシュウメイギクや、色々な植物を楽しみました。

 “わざわざ岐阜迄ヒガンバナを見に!!”とも思っていましたが、遠くまで来た甲斐がありました。(まさ)


駐車場横の寺碑

山門

本堂 

石仏とヒガンバナ

同上

同上

同上

同上  赤と白のヒガンバナ

   こちらはヒガンバナとシユウカイドウに囲まれた石仏

ヒガンバナの蕾と首だけの石仏

ヒガンバナの群生

同上

ヒガンバナのアップ

同上(白)

          摩崖仏の観音像

展望台から濃尾平野を見下ろす

ヒガンバナに交じってリコリスもありました

 境内には沢山のシュウメイギクがありますが、まだチラホラ咲き

同上 白

シユウカイドウも沢山あります
ヤブランの花と鮮やかな緑の実

ヌスビトハギ。

ニラ

膝をついて写真を撮っていたので、ジーパンの膝が裂けてしまいました。
若者には流行かも知れませんが、年寄りには???