老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

中央公会堂・東洋陶磁美術館など

2018年11月17日 20時45分33秒 | 旅行/色々な風景
 昨日、久しぶりに中之島公園に出掛けました。
先日の新聞で、大阪を代表する大正時代のネオ・ルネッサンス様式の歴史的建築物である大阪市立中央公会堂が開館から100年になるのを記念して、16~18日に一般公開される事を知り、普通は見ることができない特別室や集会室の内部を是非とも見てみたいと思い、混みそうな土日を避けて金曜日の昨日に出掛けた次第です。

 昼食後に家を出て2時過ぎに着いたのですが、何と初日の昨日は16時から公開とのことで、如何に近いとはいえ出直すのも癪だという事で、どうして時間つぶしをするか悩みました。

 気が付くと直ぐ前に大阪市立東洋陶磁美術館があり、ここも来たことがない美術館ですが、偶々「高麗青磁展」が開催されており、こちらに立ち寄ることにしました。

 陶磁器については余り関心がある方ではないのですが、高麗青磁については高麗王朝の滅亡と共に姿を消したが、その後王稜や墳墓から出現しその美しさで有名になったとのことは聞いた記憶があり、これを機会にと思った次第です。

 聞いていた通りの美しい色彩でしたが、単に食器だけでなく、置物・日用品・仏教・喫茶・酒器など色々な分野の作品が展示されており、陶磁器オンチの私も結構楽しめました。
中央公会堂の公開時間を確認していなかったお陰で、思いがけない文化的な美術の秋の体験でした。


 さて、お目当ての中央公会堂ですが、16時丁度に開館となり、まず3階にある特別室に向かいました。
写真などで見たことのある日本神話に由来する天井絵画や壁画などもありましたが、100年前のものとは思えない色彩でした。

 また、いつも外から見ていて気になるステンドグラスの部分も、近くから見ると鳳凰と大阪の市章にも採用されているみおつくし(澪標:航路を示す標識)が組み合わさったものでした。

 その後中集会室小集会室なども回りましたが、何れも天井・側壁や照明器具など、非常に手の込んだ造りで圧倒されましたが、このような建築物を寄贈した当時の財界人の心意気と、これを大事に保存・活用している大阪市民のしたたかさを感じました。

 そんな大阪の北浜界隈の様子と、中央公会堂、大阪市立東洋陶磁美術館の様子などをお知らせします。(まさ)


北浜にある大阪証券取引所 2004年の新ビル建築時にかっての円形のエントランスホールの外観のみ残されました

なにわ橋のライオン像

紅葉した街路樹のケヤキの枝越しに中央公会堂見える

中央公会堂

東洋陶磁美術館の2階から見た中央公会堂

3階のステンドグラスが気になります


<特別室>天井の神話図

同上 壁画

同上 壁画

同上 気になっていたステンドグラスの上部。鳳凰とみおつくしのアレンジでした。


<中集会室>市のホームページより

同上 天井

同上 ステンドグラス

<小集会室>市のホームページより

同上 天井

階段

<東洋陶磁美術館>

外観

入口

高麗青磁の展示品

同上

同上