老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

大飯原発稼働に伴う使用済み核燃料は福井県外で貯蔵?

2017年12月08日 19時27分14秒 | 原発関係
 先日書き込んだ「もんじゅ」の廃炉決定に対する福井県知事の同意表明の直後に、同知事は同県おおい町の大飯原発3・4号機の再稼動にも同意された由が報じられています。

 この背景については、福井県として関電に要求していた“使用済み核燃料の中間貯蔵施設の県外立地”に関して、関電の社長が“来年には具体的な計画地点を示す”と覚悟を持って返答したことを評価したようです。

 果して、後1年間でこのような決定が可能なのか、多いに疑問に感じます。
例え、どこか他の自治体に無理やりにお願いするとすれば、やはり莫大な助成金などを積む以外に方法はないでしょうし、ここら辺の体質が変わらない以上は、今後も先日の福井県の「もんじゅ廃炉」同意と同じような経過が必要となるでしょう。(まさ)


「もんじゅ」関係続報
 先日このブログで高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉に伴う問題点を書き込みましたが、日本原子力研究開発機構は12月6日に原子力規制委員会に対して、廃炉計画を提出した模様です。
期間は30年を要するようですが、先日も触れた原子炉容器内の液体ナトリウムの抜き取り方法と共に、使用済み核燃料の搬出先なども未定のようです。
 
 今後も、続々原発の廃炉作業が進むでしょうが、稼動中の原発から出てくる使用済み核燃料の処理と合わせて、“トイレのないマンション”問題がいよいよ切実なものとなってきそうです。(まさ)