老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

香美町へ  ~海の巻 その2~   余部鉄橋

2016年09月17日 21時09分52秒 | 旅行/色々な風景
 この鉄橋は以前は独特の形状(鋼トレッスル橋)と高さで有名だったのですが、1986年(昭和61年)12月に回送中の列車が、折からの突風にあおられて転落し真下にあった工場や民家を直撃して死傷者が発生する事故もあり、改装されて2010年8月から新橋梁の供用が始まりました。
新しい鉄橋は鉄筋コンクリートの橋脚で出来ましたが、旧鉄橋を懐かしむ人も多く、その一部が保存され、一般の人も通れるようになり、「余部鉄橋 空の駅」と名づけられて有名になりました。

 海のすぐ傍ですが、駅の標高は43.9mもあり、ふもとの道の駅から急な坂をエッチラオッチラと登りました。駅からの眺望は素晴らしく、涼しさ一杯でした。平日とあって観光客も少なく、旧鉄橋を散策したりしながら、1日上下併せて22本という停車列車の内の1本を見送りました。
(まさ)

取り壊される前の旧鉄橋(WIKIPEDIAより)

下からみた鉄橋。左のコンクリートの橋脚が新築。右の途中で切れた赤い鉄橋が旧鉄橋。
手前の四角い鉄の基礎は旧鉄橋の下部です。

駅へ上る坂道の途中から。旧鉄橋と新鉄橋

駅から東方向の写真。左から急な坂道、一部保存された旧鉄橋(余部鉄橋 空の駅)、ネットの右は新鉄橋

空の駅から見た日本海。 午前中にこの岬の直ぐ東まで遊覧船で来ました

13:31発の普通列車。浜崎発城崎温泉行きで、この鉄橋の先のトンネルを過ぎると鎧駅です。
乗降客は先程坂道を登ってこられた女性一人だけでした。